DISC REVIEW
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元祖レゲエ・ミクスチャー、311の2年ぶりの新作!しかしこのジャケット・ワークは意味深過ぎでしょう。“普遍的なパルス”というアルバム・タイトルも興味深い。バンド名と、今年3月の震災の日時が重なってしまったことは彼らをとても複雑な心境にさせただろうし、1曲目のタイトルは「Time Bomb」だし……などと、ファンとしてはついあれこれと思いを巡らせてしまうが、肝心のサウンドは、当然ながら93年のデビュー以来ずっと貫かれてきた、アッパーでポジティヴなヴァイブスに包まれていて、思いっきりリラックスしながら楽しめる、これぞ311印!な作品である。特に「And Ways To Go」は曲構成も面白く、元来彼らの持つメロディの良さが益々際立っていて素晴らしい。この夏のサントラは、311でキマリ! KAORU