DISC REVIEW
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女性ヴォーカルOtep Shamaya率いるヘヴィロック・バンドの5thアルバム。アルバム・リリース毎にビルボード・チャートの順位を上げていき益々孤高の存在へと近づいてきたOTEPだが、唯一のオリジナル・メンバーであったeViL(Ba)が昨年脱退してしまい、Shamaya以外のメンバー3人全て一新されてレコーディングされた今作。当然バンドとしてのサウンドもかなり変化している。ゴリゴリした感触で一層メタルに近付きつつも、独自路線を突き進むヘヴィネス感覚は非常にクールだが、OTEPとして聴くよりも、Shamaya率いる新バンドという感覚で聴いた方が素直に受け入れられるのではないだろうか。 KAORU