DISC REVIEW
-
デビュー・アルバム『When All That's Left Is You』(06 年) でたちまち人気バンドの仲間入りを果たしたミネアポリス出身の5人組。『When All~』は輸入盤のみのリリースだったのにも関らず、日本でも3万枚を売り上げるという好セールスを記録したが、そんな注目バンドのサード・アルバムがいよいよリリースされる。若手のエモ・バンドという背景から連想されるサウンドとは少し異なる、純度の高いポップ・ロックといった趣のあるバンドだが、幅広いリスナーにアピールできる普遍性とメロディセンスは今作で更に磨きがかかっている。秋風が吹き込まれたような、爽やかな心地良さを感じる一枚だ。 MAY-E