DISC REVIEW
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哀愁男気メロディックパンクの最高峰と言えば、アメリカはアリゾナの荒野に根を張る男たちAUTHORITY ZEROだ。硬派で熱く漲る激しさを感じさせてくれた前作に当たるサード・アルバム『12:34』から3年の月日が流れた今も尚、男気溢れるキレのある熱いメロディはその衰えを知らない。パンクを軸に、ガレージやメロコア、スカやレゲエに至るまで様々な要素を取り入れたサウンドは今作でも健在だ。高らかに拳を突き上げたくなるTrack.4｢Brick In the Wave｣を始め、うねる多彩なビートが彼らの魅力を最大限に引き出している。存在感のあるナンバーが目白押しな今作品は、タフさと逞しさの中に美しさをも練りこんだ最高傑作だ！！ 大薮 未来子
