DISC REVIEW
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どことなくTHE USEDのBert McCrackenを思わせるMattのクリーン・パートは前任のChaseのワイルドさとはまた異なった魅力をMEMPHIS MAY FIRE に持ち込むことに成功している。またMattの絶叫スクリームはメタルコア・バンド顔負けの極悪な雰囲気を醸し出しつつ、叫びながらもしっかりとメロディは押さえており、ヴォーカリストとしての底力を感じさせる。EP『Mamphis May Fire』でKallenが魅せたエッジのたったカッティングに時としてブルージーなフレーズが飛び込んでくるというMEMPHIS MAY FIREの醍醐味の1つも今作でも十二分に発揮しており既存のファンをも納得させる出来栄えとなっている。 ムラオカ