DISC REVIEW
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去年リリースした『GOING NOWHERE 』がスマッシュヒットを記録し、今年の夏にはビッグフェスであるROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009、SUMMER SONIC09に連続出演し、満を持して今回のサード・アルバム『Signs』のリリースとなった。GLORY HILL印と言いたくなるポップで切ないメロディはそのままに、パンクの範疇を飛び出したメランコリックなミドルテンポの曲やメタリックなリフが飛び交うという無条件に暴れたくなる躍動感のあるものまでと幅が広がっている。英語詞の曲と日本語詞の曲の割合が7: 3くらいか。日本語詞の曲が良い感じにアルバムを引き締めるアクセントになっている。GLORY HILLが新世代パンクロック・シーンの旗手となることは間違いない。 ムラオカ