DISC REVIEW
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ALESANA(※既にFerretへ移籍)やA SKYLIT DRIVEをはじめ、売れっ子スクリーモ・バンドを数多く抱えた米国インディペンデント・レーベル、Tragic Hero Records。その中でも抜群の個性を放つSCAPEGOATが、サード・アルバムにして待望の日本デビューを飾る。フロントマンのKit Walter(Vo)は、ALESANAやA SKYLIT DRIVEのレコーディングに裏方として携わっている人物で、その才能は本作でも遺憾なく発揮。メロディアスなクリーン・パートと野性的なスクリーム・パートとの攻防戦の中、ENTER SHIKARIも顔負けのシンセサイザーが駆け抜けていく超キラー・チューン1曲目の「Zombies」をはじめ、スクラッチを織り交ぜたラウドロック曲から、エモーショナルなバラード曲まで、その表情は様々だ。LOSTPROPRETSのデビュー・アルバムを初めて聴いた時のような衝撃が!(MAY-E)