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DISC REVIEW

Lost in the Sound of Separation

UNDEROATH

『Lost in the Sound of Separation』

Release Date : 2008-09-26
Label : EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

前作「Define the Great Line」は全米チャートの2位にランクインし、ゴールド・ディスクを獲得。過去作のトータルセールスは100万枚を超えているメタルコア界の美しき猛獣ことUNDEROATHの最新作が到着した。スクリーモ~メタルコア界隈の全てのファンが待望していた本作は、彼ら史上最も芸術的な作品であり、耳の肥えたリスナーも感嘆させるだろうクオリティの高いアルバムに仕上がった。 前作のようにスピーディーにギアチェンジを繰り返していくような躍動的な展開を汲む中、バキバキとアグレッシヴな楽器隊が咆哮と一丸となって襲いかかり、2ndアルバム「They're Only Chasing Safety」のようなキャッチーさも取り戻しているArronのヴォーカル・パートはより一層哀愁味が増している。 全11曲と、尺もほどよくコンパクトにまとめ上げられているが、叙情性を増したり、ブレイクダウンを繰り返しながら何度も山場を迎えて、最後はチェロを用いたインスト曲で美しく終焉する。クリスチャン・バンドらしい信仰心が最も強く表れている歌詞にも注目だ。本作を聴かずして本年度のスクリーモ~メタルコアシーンは語れない、それだけの重要作品がここに完成した。M9「Desperate Times」は激ロックでパワープレイ予定! (MAY-E)