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COLUMN

SCREAM IT OUT LOUD!~レーベル・マネージャーによる連載コラム~ vol.6

SCREAM IT OUT LOUD!~レーベル・マネージャーによる連載コラム~ vol.6

2009年の初夏、Myspceで知り合ったオーストラリアのスクリーモ好きが「昨日このバンドのライブに行ってたよ」と送ってくれたMyspaceの URL。 何気なくクリックしてみると、大好きなBRAND NEW HEAVIESの代表曲と同名のバンド名、「いかにもエモです」といったいでたちの写真。
「ふーん」と思いながらプレイヤーを再生してぶっ飛んだ。アップされていた曲はどれも荒削りながらアレンジのセンスが良く、メロディーに個性があり、シン ガーの節回しには独特のクセがあり、何度か聴くうちにすっかり気に入ってしまった。告知欄には「3曲の音源をitunesで販売する予定」とあり、2週間 程先の話だったが、しっかりカレンダーにマーキングして販売開始日にダウンロードしたのは言うまでもない。

もうお気づきかと思いますが、これがDream On,Drremerとの出会い。たった3曲のデジタルepは僕のヘビーローテーションとなり、毎年MixiやBlogもアップしていた〝私的年間ベス ト〟にもしっかりランクイン(笑)その後の話はご存知の通り、EP〝HOPE〟を本国と日本でリリース。
そして、この8月にはRISE RECORDSから全米デビュー。プロデューサーにキャメロン・ミゼルを迎えたアルバムは、彼らの個性をしっかり残したまま、RISE RECORDS直系のサウンドに仕上がっており聴きごたえのある1枚です。

きっと皆さんも同じだと思いますが、こうやって「全くの無名」の頃に見つけたバンドが、最高峰のレーベルとの契約を獲得し、世界中に知られる存在になって行く過程に立ち会えるのは、めったにない機会だし、音楽好きなら至福の瞬間ではないでしょうか?
自分が目を付けていたバンドがどんどんデカくなっていく姿は楽しいもんですよね。昨年のPUNK SPRINGにThe Blackoutが出演した時、ウェールズの片田舎の若者バンドだった彼らが、日本のフェスでメインステージに立ち、会場を埋め尽くすオーディエンスを前 に演奏する姿や、モッシュピットで汗だくで暴れてるキッズの笑顔を見た時の感動を今も忘れません。レーベルとして・・・リリースする作品数も増えたし、バ ンドの規模は大きくなって来たけど、できるだけ多くの若いバンドにチャンスを作ること、できるだけ多くのオーディエンスにこういう場面に立ち会ってもらう こと、出来るだけ多く「こういう場面に立ち会うこと」が僕らの「すべきこと」なんだと再認識させられる。
Dream On,Dreamerも、世界に向けたスタートラインに立ったに過ぎないですが、いつか世界中で特大のモッシュサークルを作るバンドになってくれる事を信じてます。
そして皆さんが、たくさんのバンドのサクセス・ストーリ-に立ち会い、〝音楽〟を楽しみ続けてくれる事を願っています。 なんかジジイの遺言みたいですね(笑)

今月は激ロックさんのwebでウチのスタッフがWARPED TOUR2011のレポ書いていますので、そちらも覗いてみてください、では!

TRIPLE VISION entertainment 吉川

WARPED TOUR 2011 ライヴレポート▼
https://gekirock.com/livereport/2011/08/warped_tour/

抽選で3名様にWARPED TOUR 2011のポスター(非売品)をプレゼント!
ご応募は激ロックのプレゼント・コーナーより! ※8月25日応募締切となります。

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