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COLUMN

MERRY ネロの全身全霊激コーデ vol.15

MERRY ネロの全身全霊激コーデ vol.15

夏がやってきましたね!!基本的にファッションは着込む方がカッコイイと思うんだけどさ、夏ファッションは着込まない分どこを主役にするかがより明確になるからシンプルでコーデしやすいよね。僕は最近、人生3度目のミニ四駆ブームが来てしまいまして(汗)。この連載で学んだコーデでボディー、シャーシ、タイヤ、ホイールなどを組み合わせて、少年期に作ったマシンよりも遥かにセンスの良い、誰にも負けないようなマシンになるよう組み立ています(汗)。この連載で得た知識は洋服以外のいろんな所で活かされてますね(笑)。もちろん本業のバンドにもドラムにも大きく影響を受けています!!そんな感じで夏ファッションの主役といえばなんですか!?そうTシャツですよね!!そして誰もが一度は憧れて、誰もが1枚は持っていると思うのが海外バンドのメタルTです。僕もメタルTは大好きで海外の有名勢のバンドのTシャツは沢山持っているんですが、そんな人達なら"!?"と反応した人は多いであろう、ここ数年、よく目にしたTシャツが海外ブランドや海外のデザイナーだとばかり思っていたものがまさかの日本人デザイナーだったという衝撃を。そう今回はそのメタルTテイストのデザインで代表的な画家でイラストレーター、江川敏弘氏のブランド「Gluttonous Slaughter」の作品を特集しようと思います!!



ネロ:おはようございます!!

MAtSU:おや、今日はお早いですね。

ネロ:なんだよ......早くちゃ悪いかい......?

MAtSU:今日雨でも降りますかね?

ネロ:梅雨時だよ!!

MAtSU:おや?ネロさん今日はANTHRAXのTシャツですか?

ネロ:フッ......甘いな......(ニヤリ)それでもゲキクロ店長かい!? これはANTHRAXの名盤「STATE OF EUPHORIA」のTシャツと見せかけた、悪魔将軍、アシュラマン、サンシャインを施したキン肉マンTシャツだ(笑)。

MAtSU:「PUNK DRUNKERS」的なセンスの良いパロディーですね。

ネロ:MAtSUくんこそその独特なメタルTはなんだい!?

MAtSU:これは今世界的に名を轟かせる江川敏弘氏のブランド「Gluttonous Slaughter」ですよ。

ネロ:めちゃくちゃ目立てますね!!

MAtSU:元々は海外のバンドのCDのジャケやTシャツ、ロゴなどのアートワークで有名な方ですね。

ネロ:Suicide Silenceとかだよね!? 当時は曲が速すぎてかなり話題になったよ。ドラマー的には"これ本当に人間業なのか!?"ってね(笑)。CDのジャケもそんな極悪なサウンドに非常に合っていたよね。街でSuicide SilenceのTシャツ着ている人を見かけると"おぬしやるな"と思っていたよ。それがまさか日本人デザイナーが手がけていたとは......。

MAtSU:そうですそうです。それを見た日本人アーティストが是非やって欲しいってことで有名な方々だとBABYMETAL、SiM、Crossfaith、FACT、HER NAME IN BLOOD、NAMBA69、そしてうちのGEKIROCK CLOTHINGで異色のコラボといえばKEYTALKですかね。

ネロ:こう見ると全作品、江川氏の色がありますね。パッと見すごく奇抜だけど、よく見るととてもキャッチーだし。

MAtSU:そうですね。最初は「Brutal Death Clothing」というアパレルブランドを立ち上げてTシャツ等を販売していたんですけど、今回のこの「Gluttonous Slaughter」はまた次のセカンドラインでのブランドですね。うちのGEKIROCK CLOTHINGではもう一昨年くらいから置かせてもらってるんですけど、大変人気です。江川さんのことを知らなくても、もうジャケ買いして行くような人も多いです。

ネロ:このイラストの細かさはよくTシャツになったね!!

MAtSU:絵の細かさによってプリントだったりインクジェットだったり印刷の仕方は変えているらしいんですが、毎回大変で印刷業者さんとの戦いらしいですね(笑)。

ネロ:GEKIROCK CLOTHINGってやっぱり外国人のお客さんって多いですか?

MAtSU:とくにこのご時世多いですよ。

ネロ:前回のこのコーナーで「PUNK DRUNKERS」の親方さんと対談させてもらって、「PUNK DRUNKERS」は"UNCOOL IS COOL(ダサイはカッコイー)"がテーマでデザインに日本の漢字などが施されていて外国人が好きそうだなって思うんだけど、メタルTってそもそもMETALLICAやMEGADETHやGuns N' RosesやIron MaidenやSlayerなどとパイオニアがいて言わばこの「Gluttonous Slaughter」のTシャツは逆輸入作品みたいなもんじゃん? 外国人から見てこの「Gluttonous Slaughter」のTシャツへの反応はどうなの?

MAtSU:もう"It's Cool(カッコイー)"ですね。「これなんなの?カッコイー!!」って買って行く外国人の方が多いです。

ネロ:それは凄いね!! 世界的に認められている証拠だ。ちゃんとツボをついてるんだろうね。尚且つ独特だし。

MAtSU:そこにはいろいろなバックボーンがあるらしいですよ。ご家族が病気で亡くなられた時のことや、江川さんご自身が重い病気にかかった時のことをこの独特な世界感で描いたりもしているらしいです。

ネロ:生き様ですね。ミュージシャンでもいます、こんなアーティスト。

MAtSU:そうですね、カリスマ的な人が多いですね。

ネロ:俺シリアルキラー展とか好きで、死刑囚が刑を待っている時に留置所で描いた絵を見てもの凄い衝撃を受けたのを覚えているんだけど、その衝動的作品に近い気がしました。

MAtSU:その瞬間だから出るものってありますよね。

ネロ:なんかみんな天才的で見方が変わりましたね。

MAtSU:ステッカーにもなっているシリーズはよく見るとお母さんが喰い散らかされていて、胎児もいたりしてエグいんですけど、ひとつの作品としてはとてもキャッチーに成り立っていますね。Tシャツ以外でもタンクトップやキャップなども非常に良い出来ですし。

ネロ:やっぱり生き様だよな、アーティストは......。

MAtSU:ネロさんも充分生き様出てますよ。

ネロ:なんで?

MAtSU:この前うちで敢えてワンサイズ小さめに購入したパンツをライブで着用したら1日でビリッと破れちゃったり、DJで盛り上げようとして全力でジャンプしたら天井に額をぶつけて流血したり、あとは......。

ネロ:もうやめろ......(汗)。

MAtSU:それでも全力で前を向いて全身全霊でドラムを叩いているネロさんは本当に"It's Cool(カッコイー)"ですよ!!

ネロ:ありがとう......(笑)。



▼今回のコラムに登場したアイテムはこちら!!

1 Gluttonous Slaughter (グラトナス・スローター) Inversion of Christ T-shirt

2 Gluttonous Slaughter (グラトナス・スローター) Maw of Necrosis TEE GRAY

3 Gluttonous Slaughter (グラトナス・スローター) Inversion of Christ TANK BLACK

4 Gluttonous Slaughter (グラトナス・スローター) Festering Sanguinary Necrophilism

5 Gluttonous Slaughter (グラトナス・スローター) Feast of the Unbirthed BLACK

6 Gluttonous Slaughter (グラトナス・スローター) BDC CAP -BRUTAL- スナップバックキャップ

7 Gluttonous Slaughter (グラトナス・スローター) Abomination WHT

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