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LIVE REPORT

AVENGED SEVENFOLD

2012.04.16 @ZEPP TOKYO

Writer KAORU

川崎CLUB CITTA'に続いて、2日目の関東公演がいよいよ始まる。メンバーが登場する前から、会場は"セーヴンフォールド!セーヴンフォールド!"と熱いコールが沸いている。

1曲目は、川崎と同様に「Nightmare」からスタート!Shadowsの声が少し小さいようにも感じたが、SynysterとZacharyのツイン・ギターの絡みはばっちりで、一気にフロアは爆発!もちろん、大合唱の嵐だ。"今日、日本で一番アツイ場所はここに違いない!"と思ってしまうほど、そしてメンバーが圧倒されるほどの熱気を帯びたオーディエンス。やはり、ライヴはメンバーとお客さんが一緒に作り上げていくものなのだと再確認した。
MCではファンへの感謝の気持ちが述べられ、新ドラマーArin Ilejayが紹介された後、短いドラム・ソロが挟まれる。元CONFIDEのドラムである彼はタイトでパワフルなリズムを紡ぐ。弱冠24歳とまだまだ若いながらも、スタジアム・バンドであるA7Xのドラマ-としてしっかりそのサウンドを支えている。その後にプレイされたのが「Welcome To Tne Family」とはなかなかニクい演出ではないだろうか。

さて、今回のツアーでは事前にセットリストのファン投票が行われたわけだが、その投票結果第3位となった「Second Heartbeat」がここで披露された!
筆者もこの曲に1票を投じただけに、そのリフを聴いた瞬間鳥肌が立った。9年前にリリースされた『Waking The Fallen』に収録されている曲だが、今のA7Xのライヴにもよく馴染んでいたし、Shadowsの超絶シャウトがとてもよく映えていた。紛れもなく今日のライヴのハイライトだったと言えるだろう。
アルバム『Nightmare』をモチーフとしたフラッグが、メンバーがハグしている画像へと代わり、09年に急逝したThe Revへ捧げられた「So Far Away」は、全てのファンの胸に染みたことだろう。筆者もA7Xにインタビューした際にThe Revがハキハキと質問に答えてくれた時のことを思い出し、涙腺が緩んでしまった。彼が亡くなってから、もう2年4ヶ月も経っているのか......

フロアはまた一転、へヴィなリフとツーバスが炸裂する「God Hates Us」では、フロアに一緒にスクリームすることを促す。Arinの少し後ノリのリズム感が気持ち良く響き、熱気が更に上昇する。
そしてファン投票1位を獲得した「A Littele Piece Of Heaven」では、複雑に構成されたリズムとシアトリカルでオペラチックな雰囲気を見事に再現。これにはファンも大満足したことだろう。
そして本編ラストは、もちろん「Bad Country」が披露され、ほどなくしてアンコール。ドラマチックな「Fiction」から、まさかの「Unholy Confessions」!原曲よりも少し遅めのテンポではあったものの、またそれが心地良かった。正に今のA7X流へと見事に昇華してくれていたのが嬉しい。

欲を言えば「Almost Easy」や「Beast & The Harlot」や「M.I.A」などもプレイして欲しかったところではあるが、川崎と今日のZEPP TOKYOと、2日間行ったファンにはとても満足のいく内容のセットリストだったのではないだろうか。個人的には「Afterlife」を聴くことが出来てとても嬉しかった。
新ドラマー、Arinを迎えたA7Xの今後は、更に期待していて間違いないだろうと確信したライヴであった。

※写真は川崎CLUB CITTA'での公演のものになります。

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