INTERVIEW
AVENGED SEVENFOLD
2010.07.08UPDATE
2010年08月号掲載
Member:Zacky Vengeance(Gt)
Interviewer:ムラオカ Interpreter : 川崎 たみ子
-『Nightmare』完成おめでとうございます。
メンバーの不幸などいろいろとアルバム完成までの道のりは険しかったと思うのですが、今完成して、今までの作品とはまた異なる特別な感慨深いものがあるのではないでしょうか?
もちろんそうだよ。このアルバムの完成と同時期に、俺たちは今までの人生の中で一番辛い経験(James “The Rev” Sullivan、以下Jimmyの突然の死)をしたからね。実はこのアルバムの曲作りは、彼が死ぬ直前にほぼ終わっていたんだ。だから俺たちは、彼を含む全員で作った今回のアルバムの全ての曲に誇りを持っているよ。アルバムに収録する楽曲の完成後、すなわち俺たちの親友がこの世を去った直後、俺たちはレコーディングのために初めて彼抜きでスタジオに入ったんだけど、とても変な感じがしたよ。アルバムの曲が、Jimmyが死ぬ前とは違う感じに聞こえてきたんだ。このアルバムの楽曲が、とても新しく、暗く、そして悲しいけれど、どこか神秘的なんだ。彼の死が、アルバムをこう深みのあるものにしたんだ。うん…すごく神秘的で闇がある作品になったと思う。
-Mike Portnoyはあなた方より大分上の世代で、音楽性もファン層も異なると思いますが、DREAM THEATERのMikeをゲスト・ドラマーに迎えた経緯を教えてください。
Mikeは、Jimmyが尊敬するドラマーの一人なんだ。DREAM THEATERとは数年前からインタビューの場とかで交流が少しあって、Jimmyの死を知ったMikeは、彼の方から“俺にできることはないか?なんかあるならなんでも言ってくれよ。”と俺たちに親切にも声をかけてきてくれたんだ。彼は多分、俺たちがアルバムの制作をしていることを知っていたんじゃないかな。俺たちとしては、メンバーが突然一人いなくなったからと言って、アルバムの発売をキャンセルや延期したりすることはできないから、スケジュール通りにレコーディングを進めないといけなかったし、MikeはJimmyを筆頭に俺たちメンバーが全員好きなバンドの一員でありドラマーであるから、彼にゲスト・ドラマーをお願いすることにしたんだ。MikeはJimmyの大好きなドラマーだから、Jimmyも今頃喜んでいると思うよ。
-あなたから見たDREAM THEATERとはどのような存在ですか?
俺たちは全員、昔からDREAM THEATERの大ファンなんだ。彼らは演奏が素晴らしく上手いし、とてもクリエイティブだと思う。実はJimmyの一件があるまでDREAM THEATERのメンバーとはお会いしたことがなかったんだけど、Jimmyの突然の死によって、彼が大好きだったMikeを俺らのバンドに迎えることができた。Jimmyはメンバーの中で人一倍DREAM THEATERが、そしてMikeが好きだったから、Mikeと一緒にやっていると、まるでそこにJimmyがいるような気がして、俺たち自身もとても嬉しかったよ。
-Mikeはとても素晴らしいドラマーですが、正式なドラマーにはできません。パーマネントなメンバーとして新たにドラマーを迎えることは考えていませんか?
考えてはいるけど、今は新しいドラマーを探すことはまだしてないよ。Jimmyの死去により、俺たちは、明日は保証されていないんだということを体で実感した。だから今は、一日一日を大事に生きようと思っている。時間をかけてドラマーを探したからと言って必ずしも素晴らしいドラマーを見つけられるというわけではないけれど、今急いで、焦ってドラマーを探して、決めて、加入させる必要はないと思っているんだ。俺たちは、毎日バンドとして少しずつでも進化できていければいいと思っているから、これからの日々を堅実に、着実に生きるよ。俺たちはバンドをやっているわけだから、いずれ正式なメンバーを迎えなければとはもちろん思っているけど、今は正直新メンバーをまだ迎え入れる準備が精神的にもバンドの態勢的にもできていないから、探すこともしていないよ。
-「Fiction」にはRevの声も収録されているとのことですが、この曲をレコーディングしたのは他の収録されている曲とは異なるタイミングでレコーディングしたのでしょうか?
俺たちはスタジオでレコーディングする前に、まずメンバーの自宅で簡単なデモを作ったんだよ。その時に録れた、Jimmyが曲のメロディを口ずさんでいる声をCDに収録したんだ。さっき言ったように、“自分にとって大切なものや人達への別れ”についての曲がアルバムには入っているんだけど、今は、それがJimmyとの別れの曲になってしまったというかそう聴こえるんだよね。そういう別れの曲を作ったのも運命と言ったら良くないかもしれないけど、すごく神秘的で、そういった見えないパワーみたいなものを感じるんだ。
-ギター・プレイに関してですが、前々作『City Of Evil』に比べれば、前作『Avenged Sevenfold』の方が複雑な技術は使っていないと以前のインタビューで言っていましたが、今作はまた複雑なプレイが増えていると感じました。実際のところいかがでしたでしょうか?
そうだね。前作は、率直で分かりやすいアルバムを作ろうと思って作ったアルバムだから、結果そういうアルバムに仕上がったけど、今作は、演奏面でちょっと冒険してみようかなと思い、複雑なプレイを織り交ぜてみたんだよ。それに、前作と今作がプレイ面で同じような感じじゃ聴く方も聴かせる方もつまらないしね。




















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