LIVE REPORT
LOUD PARK 09|POISON THE WELL
2009.10.17 @幕張メッセ -SANCTUARY STAGE-
Writer TETU★KID
04年に新木場スタジオコーストで行われたバンズ・ワープト・ツアー。日本でワープト・ツアーと呼ばれるフェスが開催されたのは後にも先にもこの年一回限りだったわけだが、そのワープト・ツアーでTHURSDAYらと共に初来日を果たしていたバンドがこのPOISON THE WELLだ。この2バンドを見るためだけに新木場に足を運んだ叙情派ニュースクール~エモコア・ファンも多かったと思うが、今回はそれから約5年振りとなる来日公演。
あれからメンバー・チェンジなども経験しているバンドだが、最新アルバム『The Tropic Rot』から新たにメンバーに加わったBradley Grace(Ba)とBrad Clifford(Gt)も、それまではサポート・メンバーだったこともあって演奏面の一体感はやはり抜群だ。叙情的でエモーショナルなメロディ、そして楽器隊が生むアグレッションと轟音のグルーヴ。激しく深みのあるステージングを、皆圧倒されるように見入っていた。
メインステージではARCH ENEMYやMEGADETHのライヴ時間と重なっていたし、正統派メタルフェスの中では集客も厳しいだろうなとは思っていたものの、実際予想以上にオーディエンスが寂しかったのが残念。だが、ショーの後もアンコールが鳴りやまないなど嬉しいリアクションもあった。次回はぜひとも単独公演に期待したい。
- 1