DISC REVIEW
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新メンバーにBradley Grace(Ba)とBrad Clifford(Gt)が加わり、再び5人編成となったPOISON THE WELL、約2年振りとなる通算5枚目が日本盤となって登場。前作あたりから初期のニュースクールHCから距離を置いたサウンドの進化が賛否両論を呼んでいるが、Ryan Primack(Gt)の言葉を借りれば「音楽の根っこは変わってはいない」。切れ味のいいスクリーミング・ヴォーカル、ほどよくキャッチーで叙情的なメロディ、魂を揺さぶるようなダイナミズムを生むバック・サウンド。とてもPTWらしいのだが、初期とも『You Come Before You』や『Versions』とも異なる。より深化した、エモく激情的なポスト・ハードコア・サウンドが炸裂した本作。そしてナイスなタイミングでLOUD PARK09への出演が決定!5年振りとなる日本のステージ、本作をじっくり聞き込んで10月を待つべし。 MAY-E