INTERVIEW
MAZE
2023.04.10UPDATE
2023年04月号掲載
Member:ゴメス Reo アサギ UZUME
Interviewer:山口 哲生
-3月に配信されたのが「Grotesque Creatures」ですけども、まぁとにかく極悪な感じで。
ゴメス:タイトルからしてすごいですよね。
-ですね。DEXCOREの架神 -kagami-(Vo)さんが作曲されていますが、お話しされていた通り、ツイン・スクリームを生かした凶暴さはありつつも、サビはとても抒情的で。
UZUME:私、めちゃくちゃ好きでした! 過去イチで好きで。普段あまり自分たちの曲って聴かないんですけど、「Grotesque Creatures」はすごく聴いてます。曲としては、今まで歌ったことがない雰囲気があるし、表現力が試される曲だと思っていて。勢いとか楽しいだけでいける曲じゃないので、すごく挑戦した曲ではあるんですけど。でもレコーディングはすごく楽しくできたし、こういう曲を歌ってみたいとも思っていたので、ありがとうございますっていう感じですね(笑)。あと、ファンの人が言ってくれていたのが、シャウトが極悪というかヤバいじゃないですか。そこから高めの声がくるので、切り替わりがすごくきれいって言ってもらえて。それはすごく嬉しかったですし、もっと頑張ろうと思いました。
Reo:私のラップ・パートもこれまでの中で一番極悪で、レコーディングのときも"本当にブチギレでお願いします"って。ただ、最初は"ブチギレ"っていうのを知らずに録っていて、あとから"やっぱりブチギレのほうがいいらしい、ブチギレてくれんかな"って言われて、マジか!? と思って。いや、そんな急にブチギレてほしいとか言われても......っていうことに対してブチギレて歌ってました(笑)。
-ははははは(笑)。
Reo:でも極悪な曲だから、やっぱりそっちのほうが絶対いいんですよね。そういうところもありつつ、語るような感じのラップもあるんですけど、そういうのは今までやったことがなくて。最後の部分が"we' re MAZE"で終わるんですけど、なんか、自分背負っちゃってるなと思って。すみません、語彙力なくて。
-いや、何も間違ってないですよ。あそこでバシッと決まってますから。
Reo:そうですね。あそこは決めたいポイントです。
-ゴメスさんは、先ほどこの曲でふたりのスクリームを伸ばしていきたいとお話しされていましたけど。
ゴメス:他の曲でも、暗い部分と明るい部分が1曲の中にある曲はあるんですけど、「Grotesque Creatures」は特にその差が大きいんですよね。ツイン・シャウトのすごい極悪な部分と、サビのUZUMEの高いキーのきれいなパートで。ただ、そこをしっかり両立できているアイドルってあまりいないなと思っていて。そこがMAZEの武器だと思うし、だからこそこの曲を極めたいんですよ。
-なるほど。
ゴメス:私の中では、どの曲もライヴで完成していく感じだったんですけど、正直言うと「Grotesque Creatures」はまだ完成できていないんです。その正解をライヴの中で見つけて、完成させて、堂々とできるようになりたいなっていう課題があるし、私としてもこの曲が一番難しくて(苦笑)。でも、挑戦するのは好きなので、やっていて楽しい曲でもありますね。私もこの曲が一番好きです。
-アサギさんは、「Grotesque Creatures」を聴いた印象というと?
アサギ:第一印象は"DEXCOREの曲が間違えて送られてきたんかな?"って(笑)。でも、これをMAZEなら歌い上げられると思って作ってくれたのがすごく嬉しかったです。普通なら女の子4人にこんな曲作らないだろうし(笑)。
-たしかに(笑)。レコーディングにはどう臨みました?
アサギ:レコーディングのときは、いつもウズ(UZUME)ちゃん、Reoさん、私、ゴメ(ゴメス)さんの順番が多いんですけど、私がどうしても納得いかないところがあったので、ゴメさんが録り終わったあとにずっと残って続けていて。
-どの部分ですか?
アサギ:"Go away and wonder in maze"というところがあるんですけど、その"maze"のところですね。自分のシャウトが全然納得できなくて、何回も録り直したんです。レコーディングはギターのSATOJI(Nyse.S.W)さんが録ってくださっていて、"全然かっこいいと思うけど"って言ってくださっていたんですけど、やっぱり大事なところだし、曲の印象に残る部分でもあるなと思ったので、時間ギリギリまで挑戦して、結構オリジナリティのある感じにできたと思います。ちょっと地声混じりなシャウトというか。すごい頑張ったので聴いてみてほしいです。
-強力な3曲になりましたけども、最後にこれからのことについてもお聞きしたいです。グループの中で様々な課題が見えてきたというお話もありましたけど、これから活動していくにあたって、いち個人としての目標はありますか?
UZUME:私はMAZEだから歌えているというか、ひとりだったら歌えない、ソロには向いてないと思うので、MAZEのメイン・ヴォーカルとしてしっかり成長していきたいです。いろんな人に認めてもらいながらMAZEとして大きくなって、長くやっていきたいなと思いますね。楽曲とか雰囲気とか、私はMAZEの全部が好きだし、他のアイドルさんを見ていてもやっぱりMAZEが一番楽しいし、MAZEとしてここに入れていることが嬉しいので。なので、MAZEとしてこれからもずっといろんな曲を歌っていきたいです。
Reo:このフェスに出たいとか、ここに行きたいみたいな目標はあるんですけど、自分自身はまだあまり定まっていないというか。MAZEでの活動を通して、このグループと成長していけたらいいなと思っています。だから、みんなのためにもやっているけど、自分のためにもやっているのかなって。なので、パっと浮かぶ目標というよりは、グループとして、個人としてもしっかり頑張って、応援してくれている方にも、関係者の方たちにも、いい景色を見せられるようになりたいです。
アサギ:自分はもともとバンドが好きなんですけど、学生時代に自分の好きな音楽に興味がある人がほとんどいなかったんです。それが当時すごく悲しくて。だから私はアイドルという活動を通して、自分の好きな音楽を広めたいと思っています。例えば、もともとアイドルが好きだったMAZEのお客さんが他のバンドのマーチを買って着てくれていたりするのを見るとすごく嬉しいし、それぐらいメタルコアってかっこいいと思ってるんです。こういった音楽を好きな人たちがどんどん増えてほしいし、私もその力のひとつになっていきたいなと思ってます。あと、海外に行ったときに"日本人の女の子すごい!"っていう目で見てもらえたときはすごく嬉しかったし、私が"日本の人たちにメタルを知ってもらいたい"と思っているのと同じぐらい、海外の人にも"日本人の女の子ってすごい"って思ってほしいなって。私がMAZEとして活動していくうえでそのふたつを大事にして、もっと大きくなっていきたいなと思っています。
ゴメス:私自身、MAZEをやるまではアイドルばかり聴いていて、メタルの楽曲とか、ここまで重い音楽には触れてこなかったんですけど、でも今はMAZEの曲が大好きだし、アイドルの曲を聴いていた私でも好きになれる音楽だから、アイドルが好きなお客さんにも絶対に刺さるはずだと思うんです。だから、自信を持ってアイドル・イベントにももっと出ていきたいなと思っていますし、グループとしても力をつけて、大きなフェスとかに呼ばれるようになっていきたいですね。
RELEASE INFORMATION
リリース情報
MAZE
デジタル・シングル
「IDOL RIOT feat. Daisuke(SEVER BLACK PARANOIA)」
NOW ON SALE!!
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デジタル・シングル
「SUPERSONIC feat. Hero(Another Story)」
NOW ON SALE!!
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デジタル・シングル
「Grotesque Creatures feat. 架神(DEXCORE)」
2023.03.15 ON SALE!!
配信はこちら
LIVE INFORMATION
"MAZE定期公演"
4月23日(日)東京 Spotify O-Crest
OPEN 18:30 / START 19:00
ゲスト:MiiS / Finally
[チケット]
前売 ¥2,500/当日 ¥3,000(1D別)
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