MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

Lonesome_Blue

2022.06.16UPDATE

2022年06月号掲載

Lonesome_Blue

メンバー:野村 麻衣子(Vo) 成美(Gt) 広瀬 ゆうき(Ba) MIZUKI(Dr)

インタビュアー:宮﨑 大樹

声優として活動している野村麻衣子、広瀬ゆうき、そしてロック・ミュージシャンとして活躍している成美、MIZUKI(真空ホロウ)からなる次世代型ハイブリッド・ガールズ・ロック・バンド"Lonesome_Blue" (読み:ロンサムブルー)が始動。Steve Jacobs、asami、Mao(山本真央)と、LOVEBITESとの関連性が高い豪華な作家と共に生み出されるヘヴィなロック・ミュージックがシーンを席巻していくか、これから要注目の4人組だ。バンドについてと、1st EP『First Utterance』について訊いた。


Lonesome_Blueの"Blue"はブルース。ブルースが人の悲しみを歌う音楽なので、そこから取ってLonesome_Blueになりました


-このバンドが始動することになった、そもそもの経緯はなんだったんですか?

広瀬:それぞれがプロデューサーさんから声を掛けられて、まったく別のジャンルから集まったんです。なので、これからバンドとしてひとつになっていくところをお見せできたらなと思っている次第です。

-フロントウーマンである野村さんは、プロデューサーからバンド始動の話を貰ったときにどう感じましたか?

野村:"ナナシス"(アイドル育成リズム&アドベンチャー・ゲーム"Tokyo 7th シスターズ")という作品で、バンド(The QUEEN of PURPLE)のヴォーカルをしている越前ムラサキというキャラクターを演じていて、作品でのライヴで、バンドでパフォーマンスもしました。そこで"バンドって最高に楽しいな!"と思っていたので、役としてではなくバンド活動ができるのはとても嬉しくて、お話をいただいたときからとてもワクワクしていました。

-別の世界から集まってきた、このメンバーでやれることについてはどう感じていましたか?

野村:成美さん、MIZUKIさんと面識はなかったのですが、ミュージシャンの方と一緒にバンド活動ができるってすごいことだなと思っていました。人生って何が起こるかわからないものだな~としみじみしていました(笑)。広瀬ゆうきちゃんはもともと知っているのですが、まっすぐで熱い人なので、一緒にバンド活動していく仲間として、こんなに心強い仲間はいないなと思っています。

MIZUKI:面白そうだと思いましたね。お会いする前にふたり(野村&広瀬)の活動も見させてもらったら、パフォーマンスもカッコ良かったし、こっち(成美)はこっちで近いけど、一緒の界隈ではなかったので、それも新鮮で楽しみだなぁと思っていました。

成美:私はもともとメタル界隈でずっとやっていたんですけど、シーンが狭い場所だったので、声優さんだったりMIZUKIちゃんのいるJ-POPの界隈だったり、そういう別のジャンル、別の畑の人たちと一緒にやれるのは自分の中でプラスになるだろうなと思っていて。それで、ぜひやらせてくださいということになりました。

-成美さんはSNSで"長らく1人で気楽に生きておりましたが、この度不思議なご縁に恵まれまして、ようやく重い腰を上げて(?)バンド活動を始める事になりました。"と投稿していましたね。重い腰を上げた、その決め手になったことはありましたか?

成美:メタル畑にはいたんですけど、ピュア・メタルをずっと聴いてきた人間ではなく、音楽学校に通っていたときはファンクのギターとかを練習したりして、自分の可能性を広げたい気持ちがあったんです。最近はブルースをもう1回勉強し直したり、ジャズ、フュージョンの勉強をし直したりしてソロの作品を作ってきたので、新しいものをやりたい感情がすごくあって。このメンバーだとジャンルを決められないので、自分にとっては自由にやれるんじゃないかという気持ちで始めました。新しい世界に行きたいというのが一番ですね。

-MIZUKIさんは、今までバック・バンドやサポート・ドラマー、さらに真空ホロウのドラマーとしても活動していて、これが3足目のわらじになります。

MIZUKI:複数のバンドをやるとか、活動を増やすことには全然抵抗はなかったです。今回のEPの曲はキックの打数がすごく多くて、ここまで踏んできたことは今までなかったんですけど、ずっと憧れではあったんですよね。でも、バンドの練習もサポートの仕事の練習もしなきゃいけないから、こういうことがないとなかなかできなかったので、今回はとてもいい機会だなと思って。おかげさまで練習する機会もできたし、どんどん踏めるようになってきているんですよ。だから、ありがたいなと思います。今後もどんどん上手くなりたいという想いも強いですし、このバンドに賭けていきたい気持ちが高まっています。

-広瀬さんはThe QUEEN of PURPLEの瀬戸ファーブという"役としての演奏"ではなく、"広瀬ゆうき"としてベースを演奏することになりますよね。それについて、感じるところ、思うところはありますか?

広瀬:"ナナシス"でやらせていただいたときは、ベーシストとしてのオファーでやったお仕事ではなく、声優としてやらせていただいていたんです。なので、ベーシストとしてお話をいただいたときは、私の人生は本当に何が起こるかわからないなぁと思いました(笑)。高校のときにバンドをやっていたくらいの人間なので、スキルはおふたりに比べたらまだまだですし、これから練習しなきゃという感じなんですけど、そんななかでなぜスキルがまだまだな私に声を掛けていただいたかというと、やっぱりパフォーマンス面を観て"いいな"と感じてくださったと思うんです。なので、そこは自分的には誇りに思っています。

-はい。

広瀬:それで、今回は役を背負えないから、広瀬としてベースをパフォーマンスするとなったらどうしたらいいんだろうと最初は思ったんですけど、The QUEEN of PURPLEのときに学んだことは絶対に生かせることに気づいて。今回はキャラじゃないからとか思わずに、今までの経験とか歩んできた道を生かせる場所が新たに増えたと思ってやるようにしました。"ナナシス"のパフォーマンスで、歌詞に寄り添って感情表現や演奏をすると楽しいことが判明しているので、そこは生かしていこうと思っている感じです。

-野村さんも、今まで声優としてやってきた"役として歌う"ではなく、"野村麻衣子"として歌うことになりました。それについて、どのように考えていましたか?

野村:キャラクターとして歌を歌うときは"キャラクターとして歌う"ことが軸になっているのですが、当初はそれを"野村麻衣子として歌う"にすればいいだけだと思っていました。実際にはそんな簡単なことではなく、"そもそも野村麻衣子としての歌ってなんだろう?"って、作り上げていくことが難しかったです。

-そうして違う背景のメンバーが集まってバンドが結成されたわけですけど、どうして"Lonesome_Blue"というバンド名になったんですか?

広瀬:4人で考えたんです。今までずっとコロナ禍だったじゃないですか? このプロジェクトでプロデューサーさんに集められたのもコロナ禍ど真ん中で。集まってから今みたいな活動をスタートするのに時間もかかったし、且つ全員が全員、別のところで活動してはいたけど、エンタメの世界で生きてきた人間が4人集まっているので、別々の場所、別々の人生の中のコロナ禍で動けない状況に、悲しい思い、それぞれのつらさがあったと思うんです。なので"そんな情勢に寄り添ったバンド名がいいよね"みたいな流れで、"寂しげな青"という意味のLonesome_Blueになりました。あとはブルース。Lonesome_Blueの"Blue"はブルースらしいです。ブルースが人の悲しみを歌う音楽なので、そこから取ってLonesome_Blueになりました。

成美:うん。変に暑苦しくないというか、"みんなで団結するぞ"というよりは、"そっと寄り添って、助け合って生きていく"みたいなニュアンスが、すごく素敵だなと思います。

MIZUKI:今後もその想いを伝えるバンドになれたらいいですね。

-4人で名前を決めたLonesome_Blueについて、野村さんとしてはこのバンドがどんな存在になってほしい、またはどんなバンドにしていきたいですか?

野村:ひとりぼっちで寂しい想いを抱えている、誰かの心の隙間にすっと寄り添えるようなバンドでありたいです。

-バンドとして掲げている"次世代型ハイブリッド・ガールズ・ロック"とは、どういうものだと考えていますか?

野村:4人それぞれ違った経歴を持っていることが、ハイブリッド・ガールズ・ロックなのかなと思います。4人のそれぞれ違った特性が最大限輝くような楽曲をやっていきたいです。

MIZUKI:今回のEPにはいろんなジャンルがあって、いろんな界隈の人が集まって制作されているので、いろんな音楽性を集めたという意味でもハイブリッドな音楽ができたらいいなぁと思います。

広瀬:成美さんが"バラバラの人が集まったからこそ、これって決めずにいろんなことができるのがいいよねと"言っていて、"たしかに"と思いました。

成美:いい要素、好きな要素、みんなが持ち寄れるもので何かを作ろうという気持ちで、これからやっていきたいです。

-作家陣がSteve Jacobsさん、asamiさん、Mao(山本真央)さんと、LOVEBITESとの関連性が高い構成になっていますね。この作家陣でやっていくことについてはどう感じましたか?

広瀬:すごくありがたいなと思いました。その世界ですごく有名な方に曲を作っていただけることって、なんて贅沢なことなんだろうと。

野村:LOVEBITESさんの楽曲を初めて聴いたとき、とにかく圧倒されました。"自分にこんな歌を歌えるのか......?"って。でもLonesome_BlueがLOVEBITESさんとまったく同じものを目指すわけではないので、Lonesome_Blueだけの色をこれから少しずつ見つけていきたいなと思っています。

MIZUKI:関わってくださる人のことも聞いていたんですけど、最初にデモもいただいたんです。まだ歌詞は入っていなかったんですけど、こういう音楽ができるのはすごく嬉しいなと思いましたし、一緒にできることももちろん嬉しかったですね。LOVEBITESさんも知っていましたし、あとからasamiさんが作詞で入っていただくことも知って。ありがたいなと思いました。

成美:制作のMaoさんはバンドをやっているときからの付き合いなので、どういうものを作るのかもだいたい把握はしていて。コンテンポラリーなメタルをやっている方なので、そういうところで新しい要素を勉強させていただけたらなぁという気持ちでやっています。