Drug Honey × majiko| 激ロック インタビュー

2019.10.15UPDATE

2019年10月号掲載

DrugHoney

Interviewer：三木あゆみ　Photo by 新倉映見

－先日、渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行われたアコースティック・ライヴ（[majiko PRESENTS "寂しい人が一番偉いんだ" RELEASE TOUR～SALUTE YOUR LONELINESS～寂夏2019]）に行かせていただいたんですけど、そのときmajikoさんとギターの木下（哲）さん、ピアノの吉野（ユウヤ）さんの3人で、衣装の色をネイビーっぽいもので揃えていたので、ライヴのコンセプトに合わせて考えたりしているのかなと思いました。

そうですね。『寂しい人が一番偉いんだ』のアコースティック・ツアーだったので、CDジャケットの色味みたいなのを意識しました。外に出たときにたまたまああいうシャツワンピみたいなのを見つけたので、"こりゃいい"と思って。で、ふたりにも色味を合わせてもらいました。

－アルバムのリリース後に行われた東名阪でのバンド・ツアーを終えて、開催中のアコースティック・ワンマン・ツアーも、残すところ振替公演である神戸のみ（※取材は9月中旬）となりましたが、改めてどんなツアーだったか聞かせてください。

バンド・ツアーは新たな試みをしたところが多かったので、お客さんはどういう反応をするのかな？と考えていたんですけど、すごく盛り上がってくれて。みんなで歌うところとか、手を振れるようなところで、"やってくれたらいいな"という願いだけを込めていたんですけど、みんな実際にやってくださって"わぁ、ありがてぇ～"と。そういう収穫とか、自分の可能性みたいなものがちょっと見えてきたというか、自分も元気が出るようなライヴができた3ヶ所のツアーでございました。アコースティック・ツアーはバンドとは違って、ギターとピアノの編成で、ゆったりと座りながらお酒とかコーヒーとかジュースを飲みつつ観てもらうというものだったんですけど。アコースティックだと私の声がよく聴こえるというふうに言ってもらえることが多くて、泣いてくださる方もいらっしゃったんです。そのなかで"明日も頑張ろう"って思ってもらえるようなライヴになればという思いでやっていましたね。あとは、いろんなところに行けて、初めてのファンの方にお会いしたときに"あ、居てくれた"とか思ったりして、自分の自信になったツアーでもありました。

－そして、先ほど話もありましたが10月には初の中国ツアーも決定しています。こちらはどのような経緯で決まったのですか？

自分の歌い手時代の友人が繋いでくれたんです。"中国でワンマンやってみない？"って、急に話が来て"えっ！？"みたいな。中国は何回かワンマンではないですけどライヴはしたことあって。けど、"ワ、ワンマン！？"みたいな。しかも結構規模も大きいっていう。でも、ぜひやりたいってことで、決まりました。

－楽しみなことも多いと思うのですが、どんなツアーにしたいですか？

1週間くらい中国に行くんですけど、行ったことのない都市にも行くので、中国のお客さんたちとどういうふうなライヴが作れるのかなってワクワクしています。セトリもそのために結構考えたりしていて。前に行ったときは、中国の方たちの盛り上がりがすごくて、圧倒されるくらいだったので、ぜひ今回の初ワンマンも盛り上がっていただきたいですね。

－中国ツアーでの衣装なども、もう考えていらっしゃるんですか？

できれば......今日着させてもらった衣装などを着たいです（笑）。

－それは、たくさんアピールしておきましょう（笑）。日本では、12月15日に恵比寿 LIQUIDROOMでのワンマン・ライヴ（[majiko ONE MAN LIVE "MAJIROOM"]）も開催されますよね。こちらはどういったコンセプトのライヴになるのでしょうか？

"MAJIROOM"というタイトルを付けさせていただいたんですけど、その名の通り、私の世界観みたいなものに浸っていただきたいなというのと、2020年になる前の節目なので、今年の集大成のライヴというか"今年もお疲れ"的な意味でもみんなと楽しめたらいいなと思っております。普段聴いている曲が豪華になるかもよっていうのと、もしかしたら新しい曲や嬉しいお知らせもあるかもしれないので、楽しみにしていただければ思います。

－それはとても楽しみですね。では、最後に改めて今日着ていただいてmajikoさんが感じた"Drug Honey"の魅力を、激ロックを読んでいるみなさんにも教えてください。

攻めているデザインが本当に良くて。服の形とか計算された丈感みたいなものが、黄金比だなって。たぶん、誰が着てもかわいいし、かっこ良くなるんじゃないかなと。着る人に自信を持たせてくれる服だと思いました。私は、音楽で"生きれる"っていう表現をよく使っちゃうんですけど。自分がかっこ良くなった、強くなった気持ちになる音楽ってすごくいいなって思っていて。なので、"Drug Honey"も"生きれる服"だなって。本当にみなさんにも着てみてほしいです。めっちゃかっこいいしかわいいので。

－"音楽で生きれる"というのは、歌を歌うときに感じることですか？

そうですね。ステージの上ではかっこ良くて強い人間というか、そういう存在でありたいというのが理想としてあって。だから、ステージでの衣装って本当に大事で、ちょっとでも迷いみたいなのがあると、歌とかパフォーマンスに出ちゃう。でも服がかっこ良かったりすると、それを底上げしてくれるというか、いつもより大胆なパフォーマンスができたり、こうしたらかっこいいかも！みたいな動きを咄嗟に考えられたりするので、大事ですね。

－じゃあ、もし今度のライヴで"Drug Honey"を着ることができたら、majikoさん最強じゃないですか。

生きれちゃいますね、オラオラみたいな（笑）。