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INTERVIEW

Veiled in Scarlet

2018.11.20UPDATE

Veiled in Scarlet

Member:Shin(Vo) Keija(Dr/Key)

Interviewer:荒金 良介

-今のメンバーに固まって変わった部分はあります?

Keija:歌う人、演奏する人が変わると、不思議と作る曲も変わるんですよね。Shinの声をイメージして曲を作るので。

Shin:どう変わるんですか?

Keija:はははは、わかんないけど(笑)。頭でイメージすると鳴らす音も変わってくるから。

Shin:ヴォーカルも想像して作るんですか?

Keija:うん、そうだね。自分の中でヴォーカルをイメージして曲を作って、それを彼に投げるんですけど、イメージよりもっと良くなりますからね。そのやりとりも楽しくて。

Shin:オケの状態のまま、そこに僕が歌詞を書いて、ヴォーカル・ラインも考えるんですよ。丸投げと言ったらあれだけど、かなり自由に作らせてもらってますね。

Keija:僕が意図してないところに歌が入ることもあるけど、それが逆に良かったりしますからね。あと、もともとギタリストは2人だったけど、今は1人なんですよ。でもツイン・ギター体制を意識した曲作りは変わってないので、Izo(Gt)は1人で2人分弾かないといけなくて、レコーディングは大変だったはずです。ライヴではサポート・ギターを入れてツイン・ギター体制でやろうと思ってるんですけどね。

-今作の曲はすでにライヴでやってるんですか?

Shin:今年1月に「Blind Crow」だけやったんですけど、そのときはヴォーカルがまだ固まってなかったので、ライヴで披露したバージョンとは別モノですね。このアルバム・バージョンの方がしっくりきてます。

-いや、今作は歌も演奏もライヴで再現するのが大変そうな楽曲が多いのかなと。

Shin:めちゃくちゃ大変だと思います(笑)。作ってる段階で"ヤバい"と言ってましたからね。

Keija:演奏することをあまり考えてなくて、聴感的にかっこいいと思うものを目指したので。これからですね(笑)。

Shin:ヴォーカルに関してはライヴ映えを意識したんですよ。今まではアグレッシヴな曲でもきれいなメロディを聴かせることを考えていたけど、ライヴでお客さんと一体化できるような煽りみたいなアプローチはあまりなかったので、お客さんがもっとノレるようなスタイルになるよう工夫しました。

Keija:「The Throne」のサビとかは掛け合いになっているんですよ。そういうアプローチは今までなかったので、お客さんも一緒に歌えるかなと。新しい試みですね。

-アルバム名"Atonement"は"償い"みたいな意味合いだと思いますが、これにはどんな意図が?

Keija:今作は十字架をモチーフにしたくて、それをもとに言葉を探していたら、『Atonement』に辿り着いたんですよ。"贖罪"という意味も映画的だなと思ったし、バンドの世界観にも合うかなと。

Shin:Keijaさんは曲を作るときに風景や映画のワンシーンをイメージしてると言っていましたけど、僕も歌詞を書くときに映像を思い浮かべるので、そこも一致してますからね。今回の曲はライヴでやるのが楽しみです。間違いなく自信作なので。早くお客さんの反応が見たいですね。