MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

The Winking Owl

2018.11.07UPDATE

2018年11月号掲載

The Winking Owl

Member:Luiza(Vo) Yoma(Gt) KenT(Dr)

Interviewer:吉羽 さおり

いろんなタイプの曲ができるっていうのも自分たちの強み


-まだ数年前だとこうしたポップさが立った曲は、どちらかというとストックに回るような感じだったんですね。

Yoma:そうですね。インディーズ時代の少しダークなイメージから、メジャーに行って、という時期だったので。ちょっとまだこういう曲は早すぎるかなっていう感じではあったんです。それはメンバーとも周りのスタッフとも話して。"いい曲なんだけど、まだ早いかな"っていう。それで今回やっと、タイミングが来たっていうことだったんですよね。

-では、もともとはこういうタイプの曲もYomaさんとしても好きだし、書ける曲だったという感じなんですね。

Yoma:そうです。激しいラウドな曲を作る人間、バンドだと思われていたかもしれないんですけど、個人的にはポップなものも好きで。そういうものもどんどんやっていきたいなと思っていたんですよね。いろんなタイプの曲ができるっていうのも自分たちの強みだと思っているので。なので、こういう曲は自然にできてはいたんです。

-この「Night & Day」の歌詞は、作った当初からイメージしていたものですか?

Luiza:そのときは仮歌詞でしたけど、まったく違うものでしたね(笑)。すごくのんきな内容の歌詞で、"白い綿雲がのんびり泳いでいた"みたいな感じだったんです。

-だいぶファンタジックな(笑)。

Luiza:はい。なので、これをバンドで歌うのは違うなっていうか、「おかあさんといっしょ」感が出ちゃうので。

KenT:はははは(笑)。

Luiza:そこからラヴ・ソングになっていきました。

-恋愛の高揚感、ワクワク感があるラヴ・ソングですよね。Luizaさんとしてはこういう曲は書きやすいものなんですか?

Luiza:まあまあ時間がかかりましたね。昔の彼氏とやりとりした交換日記とかを読み返しながら──

Yoma:そうなのか!

Luiza:そのときのふたりの盛り上がってる感を思い出しながら、ネタにしたっていうのはありました(笑)。

KenT:すごいな。

Luiza:これを書いているときはそんなに幸せな感じじゃなかったので。曲を聴くと幸せなイメージが湧くんですけど、それを自分としてどう書くかっていう部分では、わりと沈んでいた時期だったんです。でも昔の自分だったらきっとワクワクしてたかなと思って、家にあった日記帳を引っ張り出してきて。昔の彼氏のもの捨ててないんかい! って思いますけど、そこから幸せを思い出しました。

Yoma:今、不幸みたいじゃん(笑)。

-経験が生きますね。

Luiza:生きて良かったです(笑)。

KenT:この曲は楽曲だけだったらそこまでキラキラ感はなかったかもしれないんですけど、歌だったり、今言っていたような交換日記からインスパイアされた歌詞だったり(笑)。歌が入ったことでキラキラとしたものが完成したのかなっていうイメージでしたね。たぶん、楽器隊だけだとわりとまったりとしちゃう曲かもしれないです。よく言ってるんですけど、楽器隊と歌が交ざったときに、The Winking Owlが完成するのかなって。まさにその典型的な曲でもあるのかなって思います。化学反応が生まれている曲ですね。サウンド面も、かっこ良く仕上がっているのに、どこかソフトな優しい面もある曲なので、そういう部分も注目してもらえたら嬉しいです。