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INTERVIEW

SiCX

2017.12.15UPDATE

2017年12月号掲載

SiCX

Member:SHO(Vo) Katsuhiko(Gt/Prog) YU-$UKE(Gt) CHIKARA(Ba) KEIICHIRO(Dr)

Interviewer:吉羽 さおり

ジャンルの線引きなく、常に最前線で"SiCX"としてやっていきたい


-(笑)いいノリでツアーを回っているのがわかります。来年の後半戦がスタートする前に、年末には、水戸LIGHT HOUSEで行われるMUCC主催のカウントダウン・イベント"MUCC THE END OF 20TH COUNT DOWN FAMILY PARTY -逝く年 狂年 Lightの宴-"への出演がありますが、これはどんなふうに決まったんですか。

Katsuhiko:MUCCとは地元が一緒で、昔やっていたバンドのときから、年末は水戸でライヴをやっていたんです。今回はMUCCが20周年で、昔みたいに水戸でカウントダウン・ライヴをするみたいで。出演するのは茨城出身の人たちのバンドが多いんですけど、そういう繋がりもあってSiCXも一緒にやらないかということで、呼んでもらったんです。

-SiCXとしての接点もあるんですか。

YU-$UKE:ミヤさん(MUCC/Gt)とはDJとかで同じイベントになったことはあったんですけど。普通にライヴも観に来てくれるし。

Katsuhiko:うちらもみんなで(MUCCのライヴを)観に行ったり、うちのライヴにも来てくれて、飲んだりという感じで。今まで一緒にライヴをすることはなかったけど、今回は誘ってもらって嬉しいし、いい機会になればなと思います。

-2018年にツアー後半がスタートします。そちらはどんな感じになっていくのでしょうか。

YU-$UKE:後半ではファイナルに向けて初のツーマンもやるので。ツーマンは、PETというバンドとやるんですけど。

Katsuhiko:パンク・バンドで、CHIKARAが前のバンドのころから仲が良くて。その人たちが別のバンドをやっているときも、俺らの前身バンドのイベントに出てもらったりお世話になっている先輩なんです。今回、初めてツーマンをやるんですけど、それも、ラウドとかパンクとかの垣根を越えたことをやりたくて。俺たちの中では(SiCXとPETは)変わらないけど、周りからは全然別のものだと思われてるだろうし。そういう周りから見たらジャンルの違いとかがあるような人とやる方が、俺らは燃えるし面白いし刺激的だと思って。そのライヴでまた得るものがあるかなと思いますね。

-SiCXとしてはジャンルの線引きなく、どんどんいろんなところに出て行こうという意識ですか。

SHO:どこでもやりたいですよね。SiCXが来たら、SiCXだよねっていう。どこのイベントに出てもやべぇっていうところに持っていきたいから。

-サウンド的にも、SiCXはいろんなジャンルが交ざっていますしね。

Katsuhiko:交ぜ込んでいこうとすると、いろんな人たちと対バンをやって経験をしないと、そういう曲は書けないし、そうやっていく方が面白いなって。そういう意味ではミクスチャーっていうか。クロスオーバーする音楽をいっぱい作りたいので。ジャンルレスに突っ込んでいくようなイベントは、来年いろいろ入れているので、面白いかもね。俺らもまだまだやってないフィールドでやれるから、それは楽しみかな。年末のMUCCにしてもそうだし、後半はそういう、今まで絡んでなかったところにもっと突っ込んでいきたいですね。

-後半は、よりチャレンジなんですね。

Katsuhiko:そうですね。前半は、これまで回ったところと、行ってないところに行こうとやってきたんですけど。後半戦は、都内近郊が多いんです。そこで、濃い感じでチャレンジしていきたいなと思ってます。3月のツアー・ファイナル(※2018年3月11日に渋谷GUILTYにて開催)までに、さらに濃い経験をしつつ、このツアーを振り返りながら、次の曲とか、次のアプローチをしていかないとなぁというところで。

YU-$UKE:振り返るんだ。

Katsuhiko:そりゃ、振り返って曲を作らなきゃどうにもなんないでしょ。じゃないとほんと修学旅行みたいになっちゃうから(笑)。『INTIUM』の反応は、最初はやっぱりお客さんも戸惑っているのもあったりするし。そこでどんなふうに打ち出していったらいいのかも、今回リリースしてわかったことがたくさんあるから。そういう経験を踏まえてまた曲を作って、リリースを続けて、リアルなSiCXを伝えていきたいですね。

-アルバムを作ってライヴをすることで、また新しいアイディアも芽生えているというのは、いい循環じゃないですか。

Katsuhiko:打ち上げとかで対バンの人の話を聞くのもそうだし、地方に行っていろんなライヴハウスの人と話したりっていうので、また作ってくるものも変わるし、やりたいものも変わるし。俺は、やりたいものがどんどん変わってもいいと思うんです。今言っていることと全然違うことになっても、曲を作っていく段階でそういう経験をしたという話なので。

YU-$UKE:結局、ありかなしかをメンバー全員で話し合って、それでありだったら、どんどん転がって変わっていくだろうしね。

Katsuhiko:何をやっても、5人でやればSiCXの曲なので。どんな曲をやろうが、5人が納得して出した曲が、今までと違くね? って周りに言われても、いやいや、俺らはかっこいいと思ってやってるだけだからっていうだけだし、これが今のSiCXだからって。とにかく常に最前線でやっていたいです。