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INTERVIEW

Paledusk

2017.04.04UPDATE

2017年04月号掲載

Paledusk

メンバー:Kaito(Vo) 283(Gt) Seiya(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

-Seiyaさんの音楽ルーツは?

Seiya:283と似てて、Crossfaith、coldrainをずっと聴いてました。海外だと、AUGUST BURNS RED、TEXAS IN JULYとか好きですね。

-現5人編成になり、変わったところは?

Kaito:最初のEP(2015年リリースの『obsidian』)は初期のベーシストがすべてコンポーズしてたのが、今回は95パーセントを僕と283で作るようになったことですね。今作は誰でも聴けて、これからの指標になる作品ができたなと。

-誰でも聴けるというのは?

Kaito:激しい曲もあれば、エモい曲もあり曲の幅が広くなりましたね。ウチの母親がバンド好きで、家でどれだけ騒いでも怒られないから、283と朝までひたすら家で曲を作れる環境が影響しています。

-いい環境ですね。

Kaito:ふたりでその場で作って、土台ができたら、みんなで曲を作り上げるスタイルです。

283:Kaitoはそこまでギターを弾けないけど、引き出しが多いから。

Kaito:口でダダッダダッとか言って(笑)。

-今回は自分たちの中にあるどのへんの要素が一番強く出てきたと思います?

Kaito:う〜ん、海外の音楽に影響されているけど、日本人らしい海外サウンドを意識した部分はありますね。Crystal Lake『True North』(2016年11月リリースの4thフル・アルバム)って英語で歌ってるのに、どこかに和風の要素を感じるリフがあったりして、それがすごいなと思うんです。自分たちは日本人で、今は日本のシーンでバンドをやってるわけだからそういう部分は参考にしたいと思っています。

283:「Metro」という曲がそうだもんね?

Kaito:ブレイクダウンに入る前のリードっぽいリフが、料亭で流れそうなメタルコアみたいな雰囲気で(笑)。日本的な部分を出しつつ、海外でもいけるサウンドを目指しました。あと、今回は7曲入りなので、作品感も意識しましたね。

-それでオープニングにインスト曲「Origin」を設けたんですね。283さんが曲作りで意識したことは?

283:自分が影響を受けたDAYSEEKERという海外のバンドは展開もかっこよくて、それも参考にしました。アンビエントな雰囲気だけじゃなく、マッシヴな攻撃力も落としたくなかったから。

-Seiyaさんはどうですか?

Seiya:今回はアレンジしかしてないけど、聴いた感じはノリやすい曲が多いなと。ドラムは曲のノリを崩さないように意識しました。テクニカルなフレーズは自分の直感でイジったくらいで、あまり変えないようにしようと。

-では、今作の中で一番チャレンジした曲というと?

Kaito:「F.T.F.」(Track.3)はエモ要素ゼロで、最後の方でテンポ・チェンジしたり、曲自体も3分ないですからね。とりあえず遊びに来たんでしょ? というお客さんをガッカリさせない曲ですね。それと、「Dark Eyes」(Track.6)はイントロもなく、はっきりしたブレイクダウンもなく、女性コーラスを入れたんですよ。友達に聴かせると、面白いねと言ってくれて。あと、ラップも入ってます。

-ラップ風の歌い回しも新鮮でした。ヒップホップも聴くんですか?

Kaito:自分はヒップホップがめちゃくちゃ好きで。バンドよりも、ヒップホップはローカルでかっこいい人が多くて。KANDYTOWN、最近はKID FRESINOという人が好きですね。あと、RADWIMPSの野田洋次郎さんのソロ・プロジェクトillionで一緒に曲を出した5lack、"水曜日のダウンタウン"(※TBS系バラエティ番組)の曲を作ったPUNPEEさんとか、自分のライヴ・スタイルにも影響を与えているんですけど、日本語ラップはストレートに心に来るから。でもどんなにかっこいいラップも、トラックがダサかったからダメだけど、ラップとトラックが噛み合ったときのかっこよさが魅力的すぎて。バンドにもそういう要素を入れたかったんですよ。ただ、ヒップホップにリスペクトがありすぎて......あまりしちゃいけないかなと思ったけど、この人に影響を受けてやりましたと言われたら、自分だったら嬉しいんじゃないかと思って。

-今後は日本語ラップを入れる可能性も?

Kaito:今回もちょっと考えたんですよ。だけど、これだ! と表現できる決意までいかなかったから。

-歌詞もかなり長いですよね。ラスト曲「Bonds」(Track.7)に"この歌がいつか孤独な誰かの心に響くことを願って歌う"というまっすぐな歌詞も印象に残りました。

Kaito:今回のアルバム名は"宣戦布告"みたいな意味で、自分は最初"感情"みたいな意味合いのアルバム名にしたかったんですよ。人間の感情を意識した作品だから。「F.T.F.」はヘイトが多いけど、「Bonds」は絆のことを歌ってて、いままで支えてくれた人がいて、ここまで来たという歌詞で......それは高校時代を振り返って書いた曲なんですよ。高校のときにバンドをしたかったけど、学校ではできなかったし。でもみんなも苦しい勉強をしているわけで......自分はひとりで音楽を聴いて、そこで音楽に救われましたからね。そういう気持ちも入れた曲です。

-わかりました。今後の夢はありますか?

Kaito:一番は海外ツアーですね。今でもイギリスから話をもらったりしてるけど、ただ海外に行くだけじゃなく、日本人としての爪痕を残せるようなデカいステージに立ちたくて。いつか"Warped Tour""Download Festival"とか野外フェスに出演したいですね。