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INTERVIEW

FIREWIND

2017.01.25UPDATE

2017年01月号掲載

FIREWIND

Member:GUS G.

Interviewer:今谷 重治

-ヨーロッパは相当違っていたでしょうね。

そのとおりだよ。ペルシャ人があの戦争に勝っていたら、歴史がどうなっていたか......考えるだけでも違いすぎる気がする。

-「Wars Of Ages」(Track.6)と「Vision Of Tomorrow」(Track.11/日本盤&海外限定盤ボーナス・トラック)は、キーボーディストのBob Katsionisとの共作となっていますが、具体的にBobは作品制作にどのように関わったのでしょうか?

実は、あいつは今回そんなに関わっていないんだ。さっきの話になるけど、すでにいろんな素材があったからね。「Wars Of Ages」は2009年の時点ですでに作ってあった曲のひとつだったんだ。と言ってもまだ完成していなかったからあいつ(Bob)に送ってみた。"これを好きなようにして送り返してくれ"ってね。それでお互いのアイディアを入れて、何度か音をやりとりしたんだ。で、結果的にこうなった。「Vision Of Tomorrow」は中盤のキーボードのパートを足してもらったんだけど、その前にだいたいできあがっていたんだ。以前の作品では一緒にスタジオで作業して作ったものもあるけど、今回はスケジュールが合わなくて一緒に作業できなかった。それに素材も十分あったから、あいつの素晴らしいキーボード・プレイを入れるだけで事足りたんだ。もちろんできるだけあいつの考えを入れてもらったよ。このアルバムにはキーボードが必要だと思ったし、いつもよりもシンフォニックな要素を強く押し出す必要があったからね。あいつの関与は絶対必要だったんだ。

-過去の作品とは切り口を大きく変えた今作の出来栄えなど、ご自身では完成した作品を聴いてどのように感じていますか?

本当に誇りに思っているよ。"これは俺たち史上最高のアルバムだ!"なんて言うバンドってよくいるし好きじゃないから(笑)そういう言い方はしたくないけど、俺たち史上最高の部類に入ることは間違いないね。

-勤勉なあなたですから最高傑作はいつもこれからということなのでしょうけど、今のところ史上最高という感じですかね。

そうだね。現時点での俺のベストを尽くした作品ということだね。とてもハッピーだよ。これが成功作となるかどうかは、最終的にはファンが決めることだけどね(笑)。

-2017年3月には単独来日公演の開催も決定してます。今回はバンドとしてではなく、ソロとしての来日ですよね。

そうなんだよ。ソロとしては初めて日本に行くんだ。

-さらに『Brand New Revolution』収録曲「What Lies Below」にゲスト・ヴォーカルとして参加しているAMARANTHEのElize Rydとの共演もあります。前回のインタビューで、いつかElizeとライヴで共演したいと言っていたのが実現しますね。

実は今回初めて彼女とステージで共演するんだ。

-なんと! 日本で共演するのが初めてとなるんですね。

そうなんだよ(照笑)。彼女はAMARANTHEで、俺もいろいろとツアーばかりしているからね。でも機会があったら一緒にやろうという話はしていたんだ。"来年日本に行くけどよかったら来ない? きっと楽しいよ"と言ったら、"その時期はちょうど空いてるからぜひ行きたいわ"と言ってくれた。

-それは奇跡的ですね。AMARANTHEも最近アルバムを出しましたし、そんな状況のなかスケジュールが合うなんて。そういった意味でも今回の来日公演への思い入れはかなりあると思いますが、いかがでしょうか?

そう、今回の日本行きは俺にとってとてもスペシャルなんだ。日本にはもう何度も行っているけどね。今回は俺のソロ・デビューだし。まぁFIREWINDが1月にリリースするなかソロで行くっていうのもタイミングとしてはちょっと変ではあるんだけどね、通常はFIREWINDのツアーをするはずだから。でも、プロモーターは俺をソロで来日させたいと言ってくれたし、実際そんなに大きな問題ではないんだ。ソロのショーでもFIREWINDの曲はいくつかやっているからね。

-なるほど。では新作からも何曲か聴ける機会がありそうですね。

そうだね、少なくとも1曲はやってみたいね。道理にかなっていると思う。

-ですね。FIREWINDの次の来日への期待も高まるでしょうし、良いことずくめだと思います。

そうだね。実際、FIREWINDとしての日本行きの話も出始めているんだ。ちょっと先の話になると思うけど。2017年は難しいかもしれないけど、その次の年には行きたい。

-2017年はヨーロッパのツアーやフェス参戦などがすでに決まっていますからね。でも辛抱強く待つことにします。では最後に来日を心待ちにしている日本のファンへ向けてメッセージをお願いします。

日本のファン、友人のみんなが大好きなんだ。応援してくれていることに感謝している。みんながこのアルバムを気に入ってくれることを願うよ。......たしか日本では1月25日発売だよね。3月にまた日本に行けることをとても楽しみにしているんだ。みんなにそこで会えますように! アリガトウゴザイマス!