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INTERVIEW

A DAY TO REMEMBER

2016.09.09UPDATE

2016年09月号掲載

A DAY TO REMEMBER

Member:Jeremy McKinnon(Vo)

Interviewer:宮原 亜矢

-差し支えなければ現在の裁判のステータスを教えていただけますか?

BLINK-182のツアーが終わったすぐあとにトライアルをしようと思っているんだ。たぶん11月初めごろになると思う。トライアルのあとは、裁判官の最終判断をもって結審するはずだよ。

-あなた方の勝訴を望んでもいいんですよね?

そうなったら本望だね。正直な話、もし敗訴したとしても僕らは訴訟した当時よりも良い環境に身を置くことになるとは思うよ。本当に何もいいことなんてない環境だったから。だから早くこの件が終わりを迎えることを願っているんだ。

-ちなみに、本作で最もお気に入りの曲はどれですか?

一番は確実に「Paranoia」(Track.2)。次は......ちょっと難しいけど「Naivety」(Track.3)だろうな。あとは「Justified」(Track.7)、「Reassemble」(Track.6)、そして「Same About You」(Track.9)だな。

-アルバム・タイトルに起用した"Bad Vibrations"は入らないんですね!

間違いなく一番は「Paranoia」だね。この曲の生まれ方がとても特別だったから。

-「Paranoia」の特別な生まれ方とは?

Kevin(Skaff/Gt)が適当に、ぎこちなくギターを弾いていたんだ。というのも、作業中だった曲に対して具体的にどうすべきかを見いだせてなかったからなんだけど。彼がギターをプレイしていた部屋を僕が通りかかって、そのサウンドを聴いたときに"なんだよそれ!"って彼に聞いて、"これだよ"って彼がプレイしてみせたんだけど、そしたら僕の頭の中でアイディアが閃いたんだ。それからたった5分で、みんなの前で浮かんだ曲のすべてを演奏してみせて。そのあと、みんなでブレイクダウンを作って......たった30分以内で完成に至ったんだよ。素晴らしい瞬間だったね。

-まるでマジックですね!

そうだね。曲を書いたというよりも、曲を思い出したような感覚だったよ。

-この曲にはMOTÖRHEADのドライヴ感も感じましたが、彼らからの影響は受けています?

他の人からも同様のことを指摘されたけど、Joshua(Woodward/Ba)は影響を受けているかもね。僕にとってはパンク・バージョンの「Ace Of Spades」(MOTÖRHEADによる1980年リリースの4thアルバム表題曲)って感じ。"PENNYWISEが「Ace Of Spades」を書いた"、みたいな。大きな影響は受けていないけど、「Ace Of Spades」もPENNYWISEも大好きだからっていうのも僕がこの曲を好きな理由ではあるね!

-最後に、あなたの夢や目標を聞かせてください。

BLINK-182のように30代や40代になっても息の長い活動を続けて、家族とツアーに出ることは、僕にとってすごくクールなことだし次の目標だね。あと、バンドとしては他人の目を気にせず人生で最高の10曲を書くこと。今作のうちの2、3曲がその中に名を連ねる可能性を秘めていると思うよ。