INTERVIEW
JESSE(RIZE/The BONEZ)×小澤"OZZY"正道×RYUTA(CHIMERA PROJECT)
2016.03.17UPDATE
Member:JESSE(RIZE / The BONEZ/Vo/Gt) 小澤"OZZY"正道(プロ・スケーター) RYUTA(CHIMERA PROJECTオーガナイザー)
Interviewer:荒金 良介 Photo by Shin Ishihara
-今回が1回目なので気は早いかもしれませんが、ずっと続けてほしいですね。
RYUTA:何年もかけてずっと続けていくものだと思ってます。下の世代でガチャガチャ言ってくるヤツが増えたら、それがカルチャーになるのかなと。日本で"ストリート"と言われるものは、言葉自体は幅広いんだけどすごく狭くて。人が入りにくくて、交流も少ない。"ストリートなんだから、みんな入っちゃえ"って思うんですよね。まずここで楽しみ方を知ってもらえたらいいなと。
JESSE:ストリートって"道端"っていう意味だからね。外に行けば、何かあるよってことで。
-子供から大人まで観て楽しめる一方で、実際にいろいろとその場で体験できるのもこのイベントの魅力ですよね。
RYUTA:子供が何かを見てパッションを受け取ったときに、"入り口はどこにあるの?"って、意外とわかりづらいのがストリートの文化であったりするんですよね。観て楽しんでもらいながら、その入り口もセットにあったらいいなと。
-子供はすぐに体験したいと思いますからね。
JESSE:東北にある"Onepark"とか、スケーターのためだけじゃなくて娯楽場所になってるんですよ。おばあちゃんと孫が遊びに行く場所になってるんだよね。それがあるから、スケートに感謝してるおばあちゃんもいて、それがカルチャーだなと。それに"Onepark"がなにより石巻のカルチャーになってるからね。
OZZY:そうなんだ。いい話を聞いた。
-それでは最後に当日に向けての意気込みを?
JESSE:俺はミュージシャン代表として、バンドを始めたくなるような演奏をするから、そこを集中して観てほしいかな。それで、"俺、バンド始めたくなったぜ"となれば俺の勝ちで、そうならなかったらお前らの勝ち。そこを担当します(笑)。
-JESSEさんらしいコメントです。OZZYさんは?
OZZY:僕がデモンストレーションをやりたいと思うようになったのは、中学のときにアメリカの"VISION"というブランドを通じて海外のプロスケーターに触れたのがきっかけで。Chris Millerというレジェンド・スケーターがフルプッシュで飛んで、拍手どころじゃなく、"何だこれは!?"と稲妻が走って。その感覚が未だに続いているんですよ。だから、デモンストレーションするときはキッズに稲妻を走らせるためにはどうすればいいかなって考えてます。次の"CHIMERA GAMES VOL.1"でも稲妻が走るようなライディングをしたいです。"俺、すごいでしょ?"じゃなくて、観た人が胸にズドン!と来るようなものを見せたいですね。
-RYUTAさんは?
RYUTA:今回が1回目になるけど、これから同志がどれだけ増えるかなと。このイベントを通して、聴いて観て触れる楽しみもあれば、終わったあとに騒げる楽しみ方もある。ひとつのイベントというより、仲間が増えて、ある意味このイベント関係なく、みんなが集まるようになれば、それがカルチャーになるのかなと。なので、5年、10年、30年と僕らがいなくなっても、この形が残ることが1番大事かなと。続けていくことが重要ですね。
OZZY:継続すれば、それを見た子たちがプレイヤー側に回るときも迎えられるだろうからね。
JESSE:そうだね。"ここでいつかやるんだ"と思える場所があるのがいいよね。そのためには続けないとね。
RYUTA:で、"あの第1回は誰が出てたんだろう?"って。
JESSE:RIZEはまだ出てるけどねって。
全員:ははははは。