－約2年振りのリリースとなるミニ・アルバム『HOSTILITY』について訊かせてください。まず新作を完成させた現在の心境は？

単純に新作が完成したときはいつも思うことですが達成感と安堵感があります。

－流行やシーンの変化にとらわれず、自分たちらしさを貫ていると感じましたが、今回はどんな作品を目指したのでしょうか？

たしかに流行やシーンの変化を意識したことはないですね。何かを目指して作るとかではなく、スタジオでのセッションから作った感じなので。

－曲作りはいつごろからどのように？

昨年の10月ごろからスタジオに入り、スタジオ・セッションで作りました。

－新作の方向性を決めるきっかけになった、あるいは作品の全体像をつかむきっかけになった曲はありましたか？

きっかけと言うよりは逆になりますが、最後にTrack.1「C.C.M.F」ができてアルバムの全体像が見えた気がします。

－"HOSTILITY"は"敵意"、"戦闘"という意味の言葉ですが、タイトルに込めた思いとは？

アルバムに収録した曲全体をイメージしてタイトルをつけました。

－1曲ずつ簡単なコメントをいただけますか？ 曲のテーマ、そこに込めた思い、曲ができるまでの裏話、聴きどころなど、何でもかまいません。

Track.1の「C.C.M.F.」はライヴ感をそのままイメージした曲で、80年代初期を彷彿とさせる中で俺らにしか出せない音に仕上がっています。Track.2「DIG」は大きなグルーヴと2ビートが融合した曲でスピード感溢れる曲。BOMB FACTORYが得意とするコーラス・ワークが際立つ1曲ですね。Track.3「VIBRATION」は疾走感にメロウがプラスされポップ且つパンク色が強い曲。Track.4「WALK」はギターのリフにきれいに絡むベース・ライン、それに切ないメロディが曲全体を包み込む楽曲。Track.5「OF YOUR HEAD」曲も80年代初期パンクとBOMB FACTORYらしさを併せ持った、自然と血がたぎる曲。最後のTrack.6「LEAVE ME ALONE」はストレートな8ビートが心地いい曲。余計な音は足さずビートとメロディでこのミニ・アルバムのトリを飾るのに相応しい曲になっています。全体的にBOMB FACTORYの最大の武器でもあるヴォーカルとコーラス・ワークの絡みが大きな特徴ですね。

－個人的なお気に入り曲は？ そしてその理由は？

JUN-YA：「C.C.M.F.」と「VIBRATION」。

KAZUYA：「C.C.M.F.」。

JOE：「WALK」。

SHIRA：「OF YOUR HEAD」。

一同：妥協した曲はひとつもないからすべてお気に入りだよ！

－リリース後の10月11日からツアーが始まりますが、どんなツアーにしたいと考えていますか？

今回は"HOSTILITY TOUR 2015"として9ヶ所でのライヴを予定してます。ツアー中も通常のライヴはありますが。音を出した瞬間ライヴ会場がひとつになるのがとても好きなんです。CDやダウンロードした音を聴くのもいいけど、ぜひ俺たちのライヴを体感して欲しいですね。全公演、みんなに音楽の楽しさを与えられるツアーにしたいです！

－最後に読者へのメッセージをお願いします。

今回のミニ・アルバムははっきり言ってすべてライヴ仕様です（笑）。今まで俺たちがやってきたものをそのまま音で表現してます。おそらく今後も貫き通すでしょう。今回の『HOSTILITY』は多くの人たちに聴いて欲しいです。BOMB FACTORYはみなさんに支えられて来年で25周年を迎えます。それに向けても準備を進めてますので楽しみにしててください！ これからもBOMB FACTORYをヨロシク！