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INTERVIEW

VENOM INC.

2015.07.03UPDATE

VENOM INC.

メンバー:Jeff "Mantas" Dunn(Gt)

インタビュアー:藤崎 実

-スラッシュ・メタル全盛期をリアル・タイムで過ごしたメタル・リスナーにとって、あなた方は間違いなくレジェンドです。VENOM INC.としての活動をスタートしたことに対してのシーンやファンからの評判はいかがですか?

間違いなくレジェンド、か......それは嬉しい言葉だな。レスポンスは息を呑むほどのものだったよ。とてもポジティヴで、あたたかなものだった。驚くべきことに、まるで我々を長年待ちわびていたかのようだったな。

-VENOM史上最強とも言っても過言ではないラインナップが、VENOM INC.として再集結するに至った経緯を教えていただけますか?

The Demolition Man(Ba/Vo)は、北イギリスのフェス"Brofest"に、彼のバンドATOMKRAFTとして出演していたんだ。俺はこのとき、ゲストとして2曲参加したんだが、それが大盛況だった。その数週間後のことだ......ドイツの"Keep It True Festival"のプロモーターから、The Demolition Manに"2015年度には、M:PIRE OF EVIL(※The Demolition ManとMantasのバンド)として出演してみないか?"とに連絡があった......。我々は快諾したが、プロモーターは"Brofest"のステージ上で、俺たちが演奏しているときの群衆の中にAbaddon(Dr)の姿を見つけたそうだ。そしてプロモーターは、その群衆の中のAbaddonの姿に疑問を感じたらしい――なぜ、俺たちはAbaddonをステージに呼び込まないのかと......。そこでプロモーターは、M:PIRE OF EVILが"Keep It True Festival"でスペシャル・ゲストを迎えるべきだ、と提案してきた。そう、Abaddonのことだ。満場一致の賛成だった。フェスに参加するファンのためになる、という確信があった。そしてここからアイディアが生まれたんだ。我々はこのアイディアを、"Venom Incorporated"と題することに決めた――そしてバンドの名前としては"IRON AND STEEL"を題しようと......。なぜVENOM INC.なのか? 答えはこうだ。The Demolition Manと俺にはM:PIRE OF EVILがある、そしてThe Demolition ManにはATOMKRAFTにも所属している。そして俺にはDRYLL、Abaddonには彼の名を冠したバンドABADDONがある――ならば、バンドの名前は我々のすべてを取り込むべきだ、と......。我々はまず、ただ過去の曲を演奏すればファンは喜んでくれるのではないか、と考えた。だが少しの間を置いて、全員が"この必然をより具現化し、続けるべきだ"と望んでいることに気づいたのだ。そして我々はこれを正式な結成とした......だから我々は今、ここにある。これまでになく大きく、素晴らしいラインナップだ......金のためではない。ファンを騙すためでもない。ファンの誰しもが思うだろう......他のバンドがそうしてきたように、我々も再結成を仄めかした金儲けではないか、と。だが、そうではないのだ。我々は純然たるオリジナルであり、完全なる現実である。ただファンを欺くために、この華々しさに寄りかかっているわけではない。ファンらが聴くべき往年の名曲の数々を、現実にライヴで演奏するんだ。

-VENOM INC.と過去のVENOMとの明確な差やヴィジョンの違いはありますか? どういった音楽的方向性を目指しているのでしょうか?

我々は原点に立ち戻り、ポイントが何処にあるかを探った。VENOMとは何なのかを。俺が書いた曲にAbaddonが情感を与えた......我々ふたりが初期の5年の間に何を感じていたのか。我々が1988年にバンドで再会した際、それらの感情の一部は取り戻したが......すぐに見失ってしまった。今は、我々が何者であり、どうあるべきかということを熟知している。そして何よりのコアは、我々がそのすべてを受け入れ、楽しもうとしていることだ。ファンよ、古典を期待せよ。ただ我々はVENOMという偶像の上に成り立っているわけではない......。

-世界的に見てもヘヴィ・メタル・シーンの人気や熱気が盛り返していると感じます。様々なレジェンドたちが組む新たなバンドの活動もそういった一端を担っているのではないでしょうか?

まったくもってその通りだ。まるでファンたちあの初期のころを恋しがっており、偉大な音楽から与えられる激情に触れたり、それらに参加したいと願っているかのようではないか。新たなファンや若いファン、そしていつのころからかシーンに絶望を感じ離れてしまったファンの前で再び演奏ができ、活性化を感じることができるのはとても喜ばしいことだ。