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INTERVIEW

VENOM INC.

2015.07.03UPDATE

VENOM INC.

メンバー:Jeff "Mantas" Dunn(Gt)

インタビュアー:藤崎 実

-ドイツのフェス"Keep It True Festival"でのVENOM INC.のデビュー・ライヴは、古くからのファンにとって心躍る事件でした。あの日のことを振り返っていただいてもよろしいでしょうか?

信じられない1日だった。我々は、ほぼ丸2日飲まず食わずで、俺に至ってはM:PIRE OF EVILのロシア公演で体調を崩していたという不運な状況だった。もはやこれまでか、と思えるほどの状態だったが、我々がそこに赴くことの重要性を全員が認識していた。我々は荷物を引きずるようにしながら、会場に到着したんだ。すべての出来事が夢のようだった。素晴らしい主催者、バンドやファン......他にどんな言葉もいらない、ただそれだけだ。歓迎的で圧倒的......歌い出したらそれはもう途轍もない光景が広がっていったんだ......1,800人もの観客が、我々の歌を我々よりも大きな歌声で歌いあげたんだぞ? ハハハ、言うことなどないだろう?「Prime Evil」の最初のコードを掻き鳴らしてから、「Sons Of Satan」のノイズが鳴り終わるまで、だ。愉悦に酔いしれた。すべての参加者に感謝したい。

-SLAYERがカバーした「Witching Hour」(1981年リリースの1stアルバム『Welcome To Hell』収録)でVENOMを知った若者も多いです。BIG4を始めとしたスラッシュ・メタルやブラック・メタルの原点となり、現在のメタル・シーンにも多くの影響を与えているという事実については、どう受け止めていますか?

エクストリーム・メタルの創始者のひとつとされている事実は、大変光栄なことだと受け止めている。内容はまったく異なるのだが、我々のアルバム『Black Metal』(1982年リリースの2ndアルバム)というタイトル名がひとつのジャンル名として使われていることもだ。ジャンルとしてのブラック・メタルはBATHORYの音楽的影響を受けていると思うが、我々の『Black Metal』からジャンル名が成り立った。それには我々の、この心構えや情熱が影響を与えたのではないかと思っている。ミュージック・シーンは日々刺激を注ぎ入れ、次々と受け継いでいくものだ。SEX PISTOLS、PANTERA、NIRVANA、そう次々と......VENOMもその流れを作った。周囲とは違う音楽をやるバンドはいつも、他の誰とも違う心構えと情熱で臨んでいたんだ。その時々に気づくことはできないが、旅路の後に理解ができる。今こそ、かつて我々が持っていた心構えや情熱を取り戻し、愉しむときだと感じている。

-VENOM INC.で初めてあなた方に触れることになる若いリスナーもいるはずです。そういったリスナーに最初に聴いてもらいたいVENOMのアルバムはどれでしょう?

我々はいつもこのように告げている。我々の原点とその歩みを理解するために、聴くべきアルバムは『Welcome To Hell』、『Black Metal』、『Prime Evil』(1989年リリースの6thアルバム)である、と。他の旧作に隠された数々の名曲を発掘することにも関心があるかもしれないが、"他のどのアルバムも、この3枚には敵わない"と断言しておく。我々、VENOM INC.が今年の終わりにリリースする予定のアルバムを除いては、な。

-ニュー・アルバムのレコーディングはすでに行われているのですね。新作はどういった作品になると思いますか?

それは完成してからのお楽しみだ。安心したまえ、制作は進んでいる。

-メンバーが影響を受けたバンドやアーティストがいましたら教えて下さい。

AbaddonはDEEP PURPLEやクラシック音楽から影響を受けており、俺は特にJUDAS PRIESTやKISSからの影響が強く、それが顕著ではないかと思う。俺にとってK.K. Downing(ex-JUDAS PRIEST/Gt)が偉大なヒーローであり、Gary Mooreは特に彼のプレイに影響を与えている。The Demolition Manはかつてパンクに影響を受けており、THE DICKIESやTHE RUTS、ANGELIC UPSTARTSがインスピレーションの源だったようだが、1978年にMOTORHEADのショーを観たときに衝撃を受け、バンドをやりたいという衝動に駆られたという。その直後に彼は最初のRickenbackerを手にしている。これらすべての要素が巨大な釜で混ぜ合わされたものがVENOMだ......そう、VENOM INC.にとっても。"IRON AND STEEL"......この真の精神を今再び前面に押し出すつもりだ。