INTERVIEW
FAIL EMOTIONS
2014.07.09UPDATE
2014年07月号掲載
Member:Eugene "Jackson" Artemyev (Gt)
Interviewer:米沢 彰 Translator:Hiro (Peanuts For A Party Boy)
-前作『Speed Of Light』からわずか1年でのリリースとなりましたが、こうして短期間で続けてリリースできたのはどういった要因によるものでしょうか?
この短期間で作り上げたことは僕も信じられないよ。とても真剣に作品作りに取り組んだし苦労もしたよ。このアルバムは未来に語り継がれる俺たちの代表作になったと思う。だからみんなが手にとって聴いてくれることを誇りに思うよ。
-前作のリリース&GEKIROCK TOURでの来日から今作のリリースまでの間はどういった活動をされていたのですか?
この1年間、主に作曲やスタジオでの作業をしていたよ。ミックスとマスタリングはDJ FATALが彼の家のスタジオで行ったんだ。あとはロシアで数回ライヴもしたし、最近はモスクワですでに新曲も披露したよ。
-今作では前作までと比べて、よりヴォーカル・ラインに焦点が当てられているように感じましたが、これはクリーン・ヴォーカルのメンバー・チェンジも関係しているのでしょうか?
まさにそうだね。新しいヴォーカルのRayはとても才能があるミュージシャンで、そのセンスがこのアルバムに必要だったんだ。上手く曲にも表れていると思う。間違いなく気に入るよ。
-メンバー・チェンジの経緯を少し詳しく教えてください。
最初はメンバー内の中で矛盾が起きてることを感じていたんだ。食い違うことがあっても俺たちの生き方は運命や正しい道だと信じていたよ。だけど今は新しいヴォーカルが加入して今までより全てが良い活動ができているよ!
-"Prepare for renaissance of the sounds of creations."という挑戦的にも聞こえる宣言でアルバムがスタートしますが、あなた方がこのアルバムで成し遂げようとしている"Renaissance"の具体的な内容を説明いただけますか?
あの言葉は個人的に悲しみなどの負の感情から救うという意味があるんだ。だから曲の中にエナジーやポジティヴさをいっぱい取り入れたんだよ。最終的にはこのアルバムでみんなが前向きな気持ちになってくれたら嬉しいね。
-前作までのFAIL EMOTIONSらしいサウンドは活かしながらも、これまでのコアなサウンドから、より普遍性を持ったスタイルへと変化しているようにも感じられました。ご自身では今作ではどういったサウンド・スタイルを意図して制作されたのでしょうか?
とりあえず前と同じようなことを繰り返すのがとても嫌で、新しいサウンドを取り入れたいと思って制作したんだ。いつもそう思っているよ。
-Track.2「Timeviewers」の歌詞で"Everybody dance and make some noise."と歌うなど、今作ではよりライヴでのプレイを意識しているのかなと思いましたが、実際のところはいかがですか?
作曲するにあたってはいつもライヴ・サウンドを意識しているよ。ファンのみんなが楽しんでもらえる"場"の世界観を想像しながらね。