INTERVIEW
COUNTLOST
2014.07.07UPDATE
2014年07月号掲載
Member:takuto maeda (Vo) kazuya fukuda (Gt) yusuke kai (Ba) masaru sasaki (Dr)
Interviewer:荒金 良介
-今年で結成10周年になるんですね。
takuto:10年と言われると、もう経ったのかって。
kazuya:それはあるよね。気持ち的にはバンド始めたぐらいの22、23歳ぐらいのつもりです(笑)。
yusuke:対バンするバンドの年齢を聞いて"あっ、時代は流れているんだな"って。ほんと気持ち的には何も変わらないですね。
kazuya:同世代のバンドもみんなやめちゃいましたからね。
-これまでの歩みを振り返って、いかがですか?
masaru:10年間でシーン自体は変わったなあと思います。
kazuya:そうだね。僕らが始めた頃は英語詞のバンドは周りにいなかったですもん。
yusuke:メロコアは英語でやるバンドが多かったけどね。あと、今はジャンルの垣根がどんどんなくなってる気がする。
kazuya:洋楽っぽいバンドは増えましたね。それはインターネットが普及したせいかなと。俺らの世代はCD買うしかなかったですからね。今はいい音楽を簡単にYouTubeで聴けるじゃないですか。若い子は演奏うまいし、いい感性してますよね。
takuto:10年間を振り返ると、周りの流行やシーンは移り変わりがあったし、俺らもそのたびにいろんな音楽を聴いたけど、10年前も根本的に自分たちが好きなルーツは変わらないんですよ。昔も今もメロディが良くて、演奏がかっこいいものに惹かれる。そういう意味では俺らは変わってないのかなと。
kazuya:ゴツい方には行かなかったよね?歌をジャマするから。だから、ポップな方向に行ったというか。
-COUNTLOSTの場合は、なぜメロディアスでポップな方向に進んだんでしょう?
kazuya:歌が好きなだけですね。歌えた方がいいから。
yusuke:最初の頃はシャウトもあったけどね?
takuto:勢いでワーッとやっていたけど、よく考えると、叫ぶ必要あったのかなって(笑)。その都度素直にやってるのでシャウトは自然と減りましたね。だから、ヒヨッてるとかじゃなく、曲に込める感情が細かくなったのかなと。
-シャウトより、歌やメロディに力点を置くようになった?
takuto:うん、そっちの方が自分の感情に近いなと。
-さきほど"歌が好きなだけ"と言ってましたが、それは結成時から変わりませんか?
kazuya:歌はずっと大事にしてますね。
-歌心という意味で惹かれるアーティストは?
kazuya:ポップな歌は好きですね。誰だろ......。
masaru:U2、GOO GOO DOLLSとかね。
kazuya:GOO GOO DOLLSはヤバイ!ハマりましたね。今でも好きです。John Rzeznikは尊敬してます。作曲家で尊敬してるのはあの人だけだったけど、最近もう1人できたんですよ。
-誰ですか?
kazuya:ONEREPUBLICのRyan Tedderは尊敬してます。すごくいいメロディを書くし、Beyonce、Leona Lewisとかいろんな人に楽曲提供してるんですけど、大好きです。
yusuke:ガキの頃で言うと、KORN、LIMP BIZKITがバーッと来る中で、STAINDの方が好きみたいな。
-その例えはわかりやすいですね。STAINDもメロディがしっかりしてますよね。
kazuya:NICKELBACKも好きだったもんね?
takuto:FOO FIGHTERSも好きだったじゃん!
yusuke:そうそう。メロディがしっかりしてる音楽が好きなんですよ。
kazuya:もちろんRAGE AGAINST THE MACHINEもかっこいいけどね。
yusuke:かっこいいんだけど、バックの演奏がなくて、アカペラで聴いたときもいいなと思える音楽が好きですね。
kazuya:あと、4人ともINCUBUSがほんと好きで、コピーもやったもんね。
-初期のミクスチャーぽいINCUBUSじゃなく?
kazuya:そうなんですよ、『S.C.I.E.N.C.E.』はみんな好きじゃない(笑)。
-僕は初期の方が好きですけどね。
全員:ははははは。
kazuya:『Make Yourself』以降が好きなんですよ。