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INTERVIEW

COUNTLOST

2014.07.07UPDATE

2014年07月号掲載

COUNTLOST

Member:takuto maeda (Vo) kazuya fukuda (Gt) yusuke kai (Ba) masaru sasaki (Dr)

Interviewer:荒金 良介

-バンドやり始めの頃にヘヴィ・ロックやミクスチャーを聴いてたら、その辺の影響が色濃く出そうですが。COUNTLOSTはほんとメロディ志向なんですね。

yusuke:ラップを入れたりとか、そういう方向には一切いかなかった。

kazuya:ラップはチャレンジしようとも思わなかった。時代が変わっても聴ける普遍的なメロディが好きなんですよね。どの時代にどの音楽が流行ってみたいなことも気にしない。今から何が流行ろうと全然関係ないし、ブレるものはないですね。

-時代やシーンに左右されず、自分たちがいいと思う音を届けていきたい?

kazuya:そうですね。みんなで歌えるような、心に響くメロディを作りたい。そこだけじゃないですか。

-まとめると、グッド・メロディを追い求めた10年間だった?

takuto:そういうことにしておきましょう(笑)。

-今作は前作から1年も経たずにリリースですね。今回は『1981』、『1982』と2作品連続リリースになりますが、このアイデアはいつから?

takuto:去年の11月ぐらいじゃないかな。

kazuya:10周年だから2枚ぐらい出したいねって、俺が言ったんですよ。みんな同い年だし、『1981』というアルバムを出したいなと。で、こいつ(yusuke)だけ早生まれで、1982年なんですよ。

-それで2作品になったんですね。なぜ自分たちが生まれた年をタイトルにしようと?

kazuya:せっかく同い年でいままでやってこれたので、付けることに意味があるんじゃないかと思って。

yusuke:いそうでいないじゃないですか、全員同い年って。こういうタイトルを付けられるのも、全員がタメで10年続けられたからだなと。

-作品に関して、メンバー間でどんな話し合いをしました?

kazuya:2ビートあり、バラードあり、8ビートあり、バランスのある作品にしようと。ゴツい曲もあり、原点回帰みたいな曲も入れたかった。

takuto:昔からあった曲と完全書き下ろしの曲の両方が入ってるけど、全然違和感なかったですね。

kazuya:最後の3拍子の曲(「THE DAY MUST BE TODAY」)なんて、いちばん古いよね?5、6年前の曲を復活させたんですよ。

-「THE DAY MUST BE TODAY」もいい曲ですね。

kazuya:ありがとうございます。みんなも好きだと言ってくれて。

masaru:前作もレパートリーに富んでいたけど、今回はヘヴィな曲もあるし、尖った攻撃性も出てるなと。

kazuya:そうだね、前よりロックな感じがする。今回はアグレッシヴというか、それは意識しました。

yusuke:激ロック度数は高いです(笑)。

-確かに。アグレッシヴになった理由というのは?

kazuya:前はフルだったけど、今回は7曲だし、ガツッと行きたくて。

takuto:俺たちはまだ年取ってねえぞって。1回静かになると、ずっと静かなバンドっているじゃないですか。そういう感じではないですね。

-さっき名前が出たINCUBUSもそうですが、COUNTLOSTはそういうテイストの方が好きじゃないですか。

全員:ははははは。

kazuya:そこはやっぱりロック・バンドですからね。

-もっとメロディを突き詰めて、COLDPLAYみたいな方向性を目指すとか。

takuto:COLDPLAYは大好きだけど、そっちの方に行きたいとは思わない。1、2曲そういう要素があってもいいけど、全部そうなると我慢できなくなって、うるさいものをやりたくなるんですよ。

masaru:ライヴでもロックな曲をやってるときがいちばん楽しいですからね。

-今回は昔聴いてた音楽を改めて思い返したりしました?

kazuya:Track.2の「BIRTH CRY」はそうですけど、ほかの曲は特にないですね。ロックな方向で進みつつ、同じような曲は作りたくないから。ギター・フレーズも前と変わってると思うんですよ。リズムやキメが多かったり、それは意識しました。

yusuke:聴く人がどう受け取るかわからないけど、デモを聴いたときに新しいことをやってるなと思いました。いままでのリフやリズムとは違うなと。

kazuya:ただの8ビートは少なくなったんじゃないかな。

takuto:前は激しい曲でもドーンと広がるような感じだったけど、今回は粒の詰まった密度の濃い曲になってると思う。