INTERVIEW
COUNTLOST
2010.12.07UPDATE
2010年12月号掲載
Member:TAKUTO MAEDA (Vo) KAZUYA FUKUDA (Gt)
YUSUKE KAI (Ba) MASARU SASAKI (Dr)
Interviewer:ムラオカ
-まずは基本的な質問をさせていただきますが、バンド結成の時期を教えてください。
KAZUYA FUKUDA(以下F):怪しいんですよね(笑)。
TAKUTO MAEDA(以下M):意外と曖昧というか。
MASARU SASAKI(以下S):6年位前ですかね。
-メンバーは今現在と一緒ですか?
M:一緒です。
-メンバーそれぞれみんな帰国子女とのことですが、詳しく教えてください。
M:僕はオーストラリアでちっちゃい時に引っ越して、小学生の頃には日本に戻って来ていましたね。
S:僕は川崎の八王子です(笑)。
M:八王子という外国から(笑)。
F:僕は香港に小学校五年から中学二年までいました。
YUSUKE KAI(以下K):小学三年から中学一年の終わりまでマレーシアのペナン島です。
-たまたま帰国子女のメンバーが集まったのでしょうか?
K:そうです。別にそういうので集まったわけではなくて。
M:本当に偶然ですね。
お互いが帰国子女だと全然知らなくて、学校が同じというのもドラムとギターだけで、他はバラバラなんですね。じっくり友達になって段々バンドが始まっていった感じですね。
みんな同じ年なんですけども、僕自身誰とも学校が同じでなかったし、音楽を通じて友達になってからですね。
-みなさん今お幾つですか?
F:29です。
-バンド名である“COUNTLOST”ですが、どういった意味を持っているのでしょうか?
辞書を調べても出てこない言葉ですね。
M:造語なんで特にこうっていう意味で付けたってことはないですね。僕たち自身でこんな意味だよっていうのを伝えるんじゃなくて、人それぞれ自由にイメージを持ってもらいたいですね。バンド名は俺たちのチームの名前みたいなもんなんで、そこはいろんな解釈で良いんですけど、あえて言うと、僕たちとしては形にとらわれないって意味でも、カウントダウンしてカウントがゼロになってる段階で聴いてもらうって意味を持たせています。前にドイツ人の女の子で、バンド名をいい感じで捉えてくれていたのは、“カウントがなくなったときに、あなたたちの音楽を聴いて、勇気付けられるとか、最後に現れて助けてくれる、みたいなイメージなんでしょ?”って言われて、すごい良いイメージを持ってくれてたんで、“ああ、そうだよ!”って言ったらすごく納得してくれて(笑)。そんな感じで自由にいいように捉えてもらって構わないですね。
-さてアルバムの話に移りますが、『CIRCLES』は『SEVEN DIRECTIONS』以来約2年ぶりのリリースですね。アルバムの出来栄えには満足していますか?
F:結構、はい。
M:2年間くらいずっと作り貯めていた曲の中から選んでるんで。曲自体も何十曲もあった中からすぐにアルバムに収録する曲が決まったので、音的にも今できる最善ことができたと思います。
-曲作りはみなさんで行っているのですか?
F:僕がパソコンで作って、それをメンバーに聴かせて段々詰めていきますね。
M:それで全体のドラムとかベースとかをスタジオで合わせながら、その過程でメロディ・ラインだったり歌詞だったりを作っていく感じですね。
-アルバムを制作する上で最も苦労したことは何でしょうか?
M:個人的にはヴォーカル録りの時にブースでずっと丸一日栄養ドリンクと水とチョコレート食べながら、篭っていたんですね。孤独は感じなかったんですが、一人でいたっていうのが印象的でしたね。
-楽器隊の皆さんはいかがでしたか?
K:ずっとやり慣れた曲を録ってるので例えばそこでアレンジで詰まるとかそういうことはなかったですね。
F:新しい発見の方が多かったですね。エンジニアさんが言ってくれることとか、結構感化されてそうしてみたりとかはありましたね。ピックアップの音を変えてみたり、そういうようなことなんですけど。曲を生かすためにここはもっと優しく弾こうとか、強く弾こうとか改めてもっと曲の強弱を意識しましたね。
-前作の反省点を踏まえた部分はありましたか?
F:前は時間の制約があったんですけど、今回は良いものができるように時間を十分に確保してレコーディングしましたね。前回は時間の制約でできなかった部分がもったいないと思ったんで、今回は良い音源を作りたかったんで妥協はしないでやりましたね。