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INTERVIEW

SCREW

2014.04.16UPDATE

2014年04月号掲載

SCREW

Member:鋲 (Vo) 和己 (Gt) マナブ (Gt) ルイ (Ba) ジン (Dr)

Interviewer:沖 さやこ

-この曲には元SOULFLY、現SNOTとCHANNEL ZEROのギタリストであるMikey Doling氏が参加されています。この経緯は?

和己:プロデューサーの告井さんが僕らの前のアルバム(メジャー1stフル・アルバム『SCREW』)に入っている「Red Thread」という曲をMikeyさんに聴かせてくれたらしいんですよ。そのときMikeyさんから"日本語であること以外は俺らとやっていることは一緒だ"とコメントをいただいて。そこからタイミングが合えばお願いしたいねという話が出ていて、それが今回こういう形で参加してもらうことになりました。プリプロの段階の音にギターを入れていただきました。あのソロは4本くらいギターが重なっているんです。そういう発想は自分のなかにはないものだったので、音柔らか! とも思ったし、自分のギターの参考にもなるなと思いました。

-和己さんとジンさんはHR/HMもルーツにあるかたがたですから、かなり感慨深いものがあったのでは。

ジン:Mikeyさんのお話をもらって、もともとすごくミクスチャー・ロックが好きだったんで、嬉しかったです。ドラムのフレーズもそういうジャンルから影響されてできているので......本当に嬉しかったですね。普通は有り得ないことだと思うので。

和己:作品に参加していただいたこともとても光栄に思っていて。Mikeyさんの音を聴いた後に、僕のギター・ソロ・ヴァージョンを録ったんです。Mikeyさんのソロに負けないように、自分なりに勝手に勝負したいと思って(笑)。Mikeyさんのソロが柔らかかったので、僕のものはちょっと尖ったものにしたりしましたね。刺激を受けました。

マナブ:(ルーツがヘヴィ・メタルにない自分も)Mikeyさんのことは知ってたんで、今回参加していただいて嬉しかったですね。

-メンバー皆さんのルーツがバラバラなのはSCREWの強みだと思います。

和己:全員ヘヴィ・ロックやラウドが好きとはいえ、少しずつずれているので。ジャンルレスな5人がいるから、今回の『FUGLY』に関しても全然違う楽曲が揃っていると思いますね。

-通常盤Aに収録されている「delete」は先の2曲とは180度違う、爽やかな歌ものなので、SCREWの楽曲の懐の広さを改めて感じました。これは全て日本語詞ですね。

鋲:第一印象で日本語がいいなと思いましたね。どの曲もそうなんですけど、最初に決めたらそれを通すようにしています。だから途中で日本語から英語にすることもないし。この曲は作曲者の和己とやり取りをして、ジンにヒントをもらいながら時間を掛けて詰めていきましたね。

和己:選曲会前から鋲といろいろ話してて、こういう感じの曲が欲しいと言われて、僕もその意見に賛同したんで。デモの段階でもメロディはできていたんですけど、鋲の手が入ることでより鋲のイメージに近いものができたんじゃないかと思います。

-ラストの歌詞、とてもいいですよね。"底無しに羽ばたこう/太陽の彼方まで"。

鋲:あー、いいっすね(笑)!

一同:(笑)

-とても前向きな曲ですね。

鋲:それも曲に呼ばれたというのもあります。あまり深いことは言えないですけど......"ぶっ壊されたものをもう一度自分たちの手でぶっ壊す"という感じかな。その言葉の意味はそれぞれで感じてもらえればと。SCREWのなかでも数少ない前向きな気持ちの曲ではありますね。8周年の記念の日だし、明るいことを入れたくて。隠れた名曲を1曲入れておきたかったんです。こういうこともできるんだぞ、というのも伝わればいいですね。