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INTERVIEW

DAUGHTRY

2013.12.11UPDATE

2013年12月号掲載

DAUGHTRY

メンバー:Chris Daughtry (Vo/Gt)

インタビュアー:沖 さやこ

-4thオリジナル・アルバムの完成おめでとうございます。どのようなアルバムになったとお考えですか?

今までのなかでも最高傑作だと思っているよ。シンガーとしても今までのアルバムよりはるかに上達できたような気がする。勿論前のアルバムの価値を下げる意味ではないけど、完成したときにとても誇らしく思えたんだ。早くファンのみんなに聴いてもらいたいし、願わくは受け容れてもらいたいと思っているよ。そうすればライヴができるから。

-もうライヴでは披露なさっていますか?

今のところ3曲。「Waiting For Superman」は勿論、「Battleship」、それから「Long Live Rock & Roll」もやった。3曲とも驚くほどいい反応をもらっているね。「Wild Heart」と「Traitor」も早くやってくれという声が多いんだ。今のところはポジティヴな評価が圧倒的に多いよ。

-前作『Break The Spell』から約2年ぶりのリリースとなりました。この2年間はどのようなスケジュールだったのでしょうか。

『Break The Spell』のツアーが長かったからね。ほとんどノンストップだった。今年に入ってからもアルバム制作と同時進行でツアーしていたんだ。スタジオとライヴ会場を行ったりきたりでね。もともとは、ツアーが終わったらアルバムを作って、来年出すつもりだったけど、できあがった曲があまりに良かったから、関係者......特にレーベルが"今すぐ出そう、ファンに聴かせなければ"って乗り気になってさ。それで、2014年に出すはずが今出すことになったんだ。

-前倒しになったということですか。

うーん、単にあまりによくできたから早く出そうという感じだったね。アルバムを制作していると、"この曲はいいけど、こっちはなあ......"みたいなのがよくあるんだけど、今回はみんな一瞬のうちに心を吹き飛ばされたような感じだった。出すのが待ちきれないくらい喜んでくれたんだ。

-2ndと3rdの間は2年半のインターバルがありました。アルバムを作るにあたり、DAUGHTRYにとってはこれくらいの期間が丁度よいということでしょうか?今回は偶然そうなったようですが。

場合によるかも知れないね。今回は、俺的にはもっと待っても構わなかったし。でも、アルバムが今にも聴いてほしがっていたから、ミックスに送って、シングルを出す準備をして、すべてが順調に回りだしたんだ。

-『Baptized』のフレッシュ感や、今にも動き出しそうな雰囲気もそこからきているのでしょうね。いままでよりもポップな要素を強めた印象がありました。こんなアルバムにしたいなどのヴィジョンはありましたか?

4枚目ということで、そろそろ少し変化が欲しいというのはあったね。もっとフレッシュなものにしたかった。今までやったものに近い内容のものはやりたくなかったからね。ソングライターとしてもアーティストとしても、自分にチャレンジを課したいと思った。今回は色んなソングライターやプロデューサーとやってみて、自分の安心領域から敢えて少し抜け出してみたんだ。いい意味でね。サウンドを変えてみてワクワクしたよ。勿論歌い方は今までと同じな面もあるし、ロックの要素はいつでも残してあるけど、誰でも親しみを持てる要素がどこかにあるものにしたいと思ったんだ。

-確かに、シンセ・サウンドやカントリーも取り入れているので、より幅広い層に受け容れられるのではないかと思います。

勿論、そうなるといいと思っているよ。カントリー・ミュージックを聴いて育ってきたしね。それに、カントリーのルーツの多くはロックンロールにあるから、うまく繋がったと思うよ。

-「Long Live Rock & Roll」はまさにそれですね。

勿論!

-「Baptized」をタイトル・トラックにした理由とは?

この曲を書いたのは、今回の制作のごく初期だったんだ。今年の初めの頃だったから、アルバムがいつ出るかも分からない時期だった。でも作った当初からとても気に入って、その気持ちが制作プロセスの間ずっと続いたんだ。同時に"このアルバムは今までのどれとも違うものになりそうだぞ"という手応えもできてきた。その新しさやフレッシュさを象徴するのがこの曲で、新しい章の始まりのような気がしてね。それで、タイトル曲にすることにしたんだ。

-新しい自分の洗礼を受ける(baptized)ということでしょうか。

そう、まさにそれだよ。

-シングルにもなった「Waiting For Superman」はシンセを大胆に取り入れた壮大なサウンドが印象的でした。ソフトな音に力強い歌が特徴的かとも思いましたが、どういう心持ちで完成した曲なのでしょうか?

俺にはティーンエイジの娘がいてね。娘と妻がこの曲のインスピレーションになっている。ただ、歌詞的には、この曲はこれを、あの曲はあれを意味すると決めてしまうよりは、聴き手それぞれが自分だけの意味を見いだしてもらえるようなものが好きなんだ。みんな、自分のために立ち上がって護ってくれるやつが欲しいときがあるだろう?そういう強さを持っている人が男であろうと女であろうと、ダンナであろうと父親であろうとね。自分が護ってほしいときに護ってくれる人がいてほしい、そんな気持ちを象徴した曲なんだ。