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INTERVIEW

DAUGHTRY

2018.08.01UPDATE

2018年08月号掲載

DAUGHTRY

メンバー:Chris Daughtry(Vo/Gt)

インタビュアー:山口 智男

BON JOVIやNICKELBACKとともにアメリカン・ロックのメインストリームを闊歩しながら、常に新しいサウンドに挑戦し続けているロック・バンド、DAUGHTRY。彼らにとって4年7ヶ月ぶりとなる5thアルバム『Cage To Rattle』は、改めてブルース、ゴスペル、R&Bにアプローチした意欲作となっている。7月9日に4年ぶりとなる一夜限りの来日公演を実現させたバンドを代表して、フロントマンのChris Daughtryにインタビュー。『Cage To Rattle』における挑戦やテーマについて語ってもらった。

-早速ですが、新しいアルバムの『Cage To Rattle』について訊かせてください。

OK!

-常に新しいサウンドに挑戦し続けているDAUGHTRYの意欲というか、チャレンジ精神が、前作の『Baptized』(2013年リリースの4thアルバム)からさらに顕著になってきたと思うのですが、今回は、ブルース、ゴスペル、R&Bを自分たちのサウンドに取り入れようという挑戦が窺えました。やはり、アルバムを作るにあたっては、そういうテーマがあったんでしょうか?

そういう要素はもともと自分の一部だったけどね。ただ今回、最初にできた曲のひとつが「Backbone」だったんだけど、あの曲がそのあとのアルバムの方向性を決めたんだ。バンドとして、ああいうブルージーな曲をやるのはフレッシュなことだと感じたから、そういう曲をもっとやってみようってどんどん進んでいったところはあるね。もともと、ブルージーな曲も好きだったから、このバンドでもいつかやってみたいという想いはずっとあったんだ。それを、自然な流れの中でできたのが今回のアルバムなんだ。

-じゃあ、アルバムを作るにあたっては、テーマや方向性は特に決めずに、気持ちの赴くまま曲を作り始めたということですか?

うん、そうだった。曲を書き始めたときは、まだロサンゼルスにいたんだ。ベスト盤(2016年リリースの『It's Not Over....The Hits So Far』)に収録する新曲を(ソングライターの)Scott Stevensと作っていた延長で、新しいアルバムに向けて曲を作り始めたんだけど、今回、アルバムに収録されている「Death Of Me」、「White Flag」、「Stuff Of Legends」なんかができたあたりで、こういうふうにいけたらいいなと漠然とは思った。振り返ってみれば、自然な流れだったね。

-『Cage To Rattle』ができあがって、今どのような気持ちですか?

できあがって、ほっとしているよ(笑)。かなり時間がかかったからね。今だったら、DR. DREが作ったアルバムをスクラップにしてやり直した気持ちがわかるよ。ほんとにね、完成するんだろうかと思ったこともあったから、やっとできあがってハッピーだし、何よりもファンに聴いてもらえるのが嬉しい。もちろん内容的にも満足しているよ。プロデューサーのJacquire Kingが、俺たちの新しい面をどんどん引き出して背中を押してくれたんだ。彼のおかげで、プレイヤーとしてはもちろん、スタジオで何かを作り出すアーティストという意味でも成長できたと思うよ。

-なぜ制作に時間がかかってしまったのでしょうか? 時間をかけてじっくり作ろうと考えていたからですか?

いや、時間をかけるつもりはなかった。ただ、ロサンゼルスからナッシュビルに引っ越して、落ち着くまでに3~4ヶ月かかってしまったり、ナッシュビルで新しいプロデューサーを探さなきゃいけなかったりね。なんだかんだと時間がかかってしまったんだけど、ようやく20曲書き上げて、さあ選曲してレコーディングだと思ったら、NICKELBACKとのツアーが決まって、ひと夏、ツアーに出ることになった。そのあと、ツアーから戻ってきたら、今度はJacquireが他のプロジェクトで忙しくなってしまったんだ(笑)。彼は売れっ子だからね。でも、結果的に時間をかけて良かったと思う。「Backbone」ができてから、ぐっと方向性を絞れたからね。最初の勢いで作っていたら、もっと散漫な印象のアルバムになっていたかもしれないよ。