INTERVIEW
DAUGHTRY
2018.08.01UPDATE
2018年08月号掲載
Member:Chris Daughtry(Vo/Gt)
Interviewer:山口 智男
-ナッシュビルの住み心地はいいですか?
好きだよ。蒸し暑くて、蚊が多いのはいただけないけど、アーティスティックでクリエイティヴィティのある人間が集まっている。そこが気に入ってるんだ。
-ロサンゼルスを離れたのは環境を変えたかったからですか?
正直、生活費が高いからさ(笑)。うちは大家族だからね。刺激がある街だから、訪れるにはいいけど、住むにはちょっと(苦笑)。
-新作に収録されている「Back In Time」は、ブルースとR&Bとキャバレー・ソングが混ざりあった面白い曲になっていて、すごく印象に残りますね。
スウィングする感じとロックの雰囲気が混ざっているところが楽しいよね。ベースのJosh Paulがサウンドを作ったんだ。彼が何曲か送ってくれたデモの中の1曲だったんだけど、最初、Joshは他の曲と全然違うからって消極的だった。でも、逆にそこが良かったんだよ。だから、これをやってみようよって、やってみたんだ。Joshがデモを作ったとき、"Back In Time"という歌詞だけあったから、そこから膨らませて、物事がシンプルで自由だった子供のころに戻りたいという気持ちを歌詞にした。アメリカではもうライヴでもやっているんだけど、リリース前にもかかわらず、すごく盛り上がっているんだ。ファンもメンバーもお気に入りの1曲になったよ。
-その後の方向性を決めた「Backbone」以外に、新作の挑戦を象徴する曲はありますか?
「Death Of Me」だな。アルバムのタイトルは、実はこの曲の歌詞から付けたんだ。アラフォーになって、"自分の人生は、これでいいのか!?"と自問自答することが増えてきたんだけど、そのプレッシャーやフラストレーションをテーマにした曲なんだよ。デビューから10年ちょっと経って、自分が時代に合っているのかとか、この音楽でいいのかとか、自分の音楽は重すぎないのか、軽すぎないのかとか、改めて考えることが多いんだけど、そういう葛藤を歌詞にしたんだ。"Cage To Rattle"には、ゆりかごを揺らすという意味があるんだけど、俺たちアラフォーの苛立ちを表すにはぴったりだと思うんだよ。
-自分の音楽を見つめ直して、答えは見つかりましたか?
このアルバムを作ることがセラピーになったよ。そのなかで気づいたのが、"自分にプレッシャーを与えていたのは、他の誰でもなく自分自身だ"ということだった。アルバムが完成に向かうにつれて、そういうプレッシャーやフラストレーションが解消されていったよ。最後にマスタリングが終わったとき、40キロぐらい痩せたんじゃないかと思った(笑)。それぐらい肩の荷が下りた気がしたんだ。
-自分が作る音楽を信じて、やり続けていけばいい、ということでしょうか?
今は100パーセントそう思っているよ。
-今、挙げていただいた「Death Of Me」と「Deep End」、「Bad Habits」からは、80年代のニュー・ウェーヴ・サウンドの影響が感じられますね。
80年代の音楽が大好きだからね! 影響が表れるのは当然さ。実は、もっと80年代色が濃い曲もあったんだけど、アルバムの方向性に合わないから外したんだ。今、挙げてくれた3曲は80年代的な要素がありながらもDAUGHTRYの曲だとわかる、ちょうどいいバランスになっていたから収録することにした。80年代の音楽の何がいいって、踊れる要素があるだろ? 中でもRick Astleyは大好きだった。ロック・バンドをやっていると、なかなか口にできないけどね(笑)。前作『Baptized』は、その要素がもっと濃かったと思うんだけど、今回そういう曲がちょっと少ないと思ったから、その3曲を加えることにしたんだ。
-「Stuff Of Legends」はダンスにぴったりじゃないですか?
そうだね! その曲はPRINCEが亡くなった翌日に書いたんだ。ここ数年、レジェンドと言える人たちが亡くなっているけど、あれほどショックなことはなかった。そのとき、ロサンゼルスにいて、訃報を聞いた瞬間に思わず泣いてしまったぐらいだったよ。そしてその日に、Scott Stevensと曲作りのセッションがあって、追悼の意味を込めて曲を作りたいと思った。最初はバラードを作ろうと思っていたけど、PRINCEだったらやっぱり踊れる曲だろうと思って、あの曲が完成した。PRINCEに対するアンセムなんだ。なんでもできるぞって気持ちも込めているし、自分自身、この曲を書いたことでPRINCEロスを乗り越えることができたんだ。
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— 激ロック (@gekirock) 2018年8月1日
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