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INTERVIEW

YOUR FAVORITE ENEMIES

2013.11.12UPDATE

YOUR FAVORITE ENEMIES

Member:Alex (Vo) Sef (Gt) Jeff (Gt) Ben (Ba) Charles (Dr) Miss Isabel (Key/Vo)

Interviewer:山口 智男

-それはつまりBenの音楽的なバックボーンがデス・メタルってこと?

B:まぁ、そういうことになるかな。

-それは何歳の時だったんですか?

B:17歳。本当は年齢的に入れなかったんだけど、ズルして潜りこんだんだ(笑)。

-ほぉ(笑)。Sefは?

Sef(以下S):METALLICAの『Black Album』の時のコンサートだったよ。

-それは何歳の時でしたか?

S:16歳の時だったね。ちょうどギターを弾きはじめた頃だったな。

A:SefとBenは兄弟なんだよ。

-あ、そうなんですか。ということはSefがお兄さん?

S:そう。

-じゃあ、BenはSefにいろいろなコンサートに連れていってもらったんですか?

B:いんや。

S:今は仲がいいけど、昔は全然つきあいがなかったんだ。

B:兄貴はデス・メタルが好きじゃなかったからね。

S:だね。当時はBenが聴いている音楽はノイズだと思ってたから(笑)。俺はIRON MAIDENとかTESTAMENTとかが好きだったんだ。

-では、Isabelさん。

Miss Isabel(以下M):16歳か17歳の頃だったと思うんだけど、モントリオールで見たCOUNTING CROWSのコンサートが最初だった。なぜ覚えているかと言うと、この中の何人かと、すでにYFEの前身バンドをやっていて、COUNTING CROWSのコンサートを見たその足でカナダの西海岸にあるエドモントンでライヴをやるため、44時間ドライヴしていったのよ。

-44時間ですか?!

M:2人の運転手が交代しながらノンストップでドライヴしていって44時間。そのバンドは7人編成だったんだけど、1台のヴァンに機材をすべて積んでギュウギュウ詰めになってカナダの端から端まで行ったのよ。もっとも、そういうクレイジーな体験は今でも変わらないけど(笑)。 

-女性ひとりで大変だったんじゃないですか?

M:その頃はキーボード担当の女の子がもうひとりいたのよ。でも、今は省エネで歌からキーボードまで全部ひとりでやらされてるわ(笑)。

A:そういうクレイジーな世界で生き残れたのが彼女ひとりだったってわけさ(笑)。

-Moose さんは?

Charles(以下C):PINK FLOYD。16歳だったよ。

-いつ頃のPINK FLOYDですか?

C:『The Division Bell』の頃だから……。

A:1994年だよね。

C:6万人を集めた3夜連続のスタジアム・コンサートの3日目に行ったんだ。

-へぇ。PINK FLOYDが好きなんですか?

C:そうだね。PINK FLOYDとかGENESISとかプログレッシヴ・ロックが好きだね。もちろん、カナダが誇るRUSHもね。

A:彼はとても洗練されてるからね(笑)。唯一、ちゃんとした音楽教育を受けたメンバーなんだ。大学の学位も持ってるんだぜ。申し訳ないよ。でも、(SEX PISTOLSの)John Lydonだって音楽を勉強するために学校に行ったわけじゃないからね。

Jeff(以下J):Mooseの後だと言いづらいな。なんたって16才の時に行ったPENNYWISEが俺の初めてのコンサートだからね。

-PENNYWISEと言えば、ヴォーカリストのJim Lindbergが一度抜けたあと、また戻ってきたごたごたについてはどう思いますか?

A:あれには泣けたよな。

J:(日本語で)泣キタクナーイ。最初、彼らのファンになった理由は反社会的なところや政治的な主張だったんだけど、Jimがそれに反動するような形でバンドを出ていったにもかかわらず、また戻ってきたんだからね。同じバンドとは思えなかったよ。その頃から彼らのことはちょっとね……。