INTERVIEW
POP DISASTER
2012.10.15UPDATE
2012年10月号掲載
Member:Takayuki (Vo) Hossy (Gt) Ebi (Gt) Junko (Ba) Maiko (Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
-今作では、新しいことをやってみようというモードになっていたんですか。
T:何曲かはあったっすね。「Rise Up together」とか。
E:でも、今言った曲はめちゃ古い曲で。前回のときに作ってる曲なんですよ。そのときは、移籍1枚目やからあえて外そうってなったんですよね。
-作っていて、この曲は盛り上がったっていうのはあります?
J:わたしは「Calling」。ほんと最後の最後に、超短時間で作ったんですよね。
M:もう録るし、時間ないし、これは次のアルバムでいいやんって後回しになりそうになったけど、もうね、ビビっときた。あのメロディを聴いて、“これは録らなあかん!”って。
T:レコーディング始まってからできたんですよね。
J:このタイミングで、録るのかぁと思った(笑)。“マジか!”って思いながら録りました。
M:それでも入れたかった曲。
-しかも、それがアルバムのタイトル曲へと昇格したんですもんね。
T:そうです。前作でミュージック・ビデオを撮った「Static」もそういう感じで、めっちゃ短時間でできたよな。
-最後の最後、追い込んだところでいいものがポンと生まれてくるわけだ(笑)。
T:完全に追い込まれてましたからね。もう1曲くらい、パンチあるやつ欲しいって言うてたんで。スタッフにデモも聴かせずに、いきなり録ってますから(笑)。
-「Calling」はイントロからきますよね。このギターのリフが強い。
E:歌メロやねんけどな(笑)。
-そのコテコテのキャッチーさがいいんですよ。
E:録ってる時にめっちゃかっこいいと思ってtwitterにつぶやいたの覚えてるわ。歌の入ってない状態で、めっちゃかっこよかったから。“激しさと切なさと”、っていう仮タイトルやって。めっちゃかっこいいってtwitterでつぶやいたはずなんですよ(笑)。
-「Calling」はリード曲でもあって、アルバム・タイトルにもなったわけですが、その意味合いは?
T:もともと曲のタイトルが「Calling」なんですけど、なんか、どんなやったっけ?
M:主人公の子が大人になって、擦れていって、純粋な心を忘れていくねんけど、ちっちゃいころに遊んだ懐かしい自分とこの田舎の風景が、帰っておいでって。“純粋な心を取り戻し~”って呼んでる内容なんですけど(笑)。
T:アルバム・タイトルは「CALLING」にするつもりはなかったんですけど。なんか曲ができた曲に、“俺、曲に呼ばれてる”と思ったんですよね。
H:やかましいわ。
T:呼ばれてついていったら曲ができたみたいな。
E:恥ずいわ、お前。
-全員にツッコまれてますけど(笑)。
T:それでつけました。まあ「Calling」がアルバムのリード曲になるっていうので、俺の今の呼ばれた感じが全面に押し出されんのやったら、アルバム・タイトルもシンプルに『CALLING』でいいんじゃないかと。今まで、アルバムに入ってる曲がそのままタイトルになったことがなかったので。1回やってみたかったっていう(笑)。なんか、タイトル・トラックがそのままアルバム・タイトルになってたら、その曲が重要な曲って感じがするんですよね、人のアルバムでも。それぐらい聴いて欲しい曲でもあったので、「Calling」は。あと、僕が好きなのは「Mary」ですね。これも前のアルバムのときに作っていたんですけど、まだ出すのは早いと、寝かしとこうと。で、今回やっと入れられるんで、めっちゃ聴いてもらいたいですね。
M:曲の最後でラララのコーラスがあるんですけど、ライヴでシンガロングをして、手拍子して、盛り上がるかなあと。
-想像できますね、その画が。
T:アンコールの1曲目でやるっていうのを、勝手に作った時に決めてたんです。アンコールにやる曲って。
-前作『POP DISASTER』で移籍をして、しばらくお休みしたライヴをリスタートしたとき、そしてライヴ・モードの今作に繋がるなかでステージングも変わりました?
T:変わりましたね、前のアルバムを出して以降は。やっぱり、曲作りの面でみんなが歌えるところとか、暴れるとこを作るっていうのは意識してやりましたけど、ステージングはもっと分かりやすい感じで、暴れる前はカウント3、2、1とかやったりとか。
M:毎回ちゃんと、自分らのライヴが終わった後にビデオを観て、“ここは動きを揃えた方がお客さんから観てノリ分かりやすいんちゃう?”とか。
T:みんなが頭を振る位置を決めたりとか。そういうのも考えましたね。ライヴ終わったあと、反省したりとか。
M:お客さんにとって分かりやすい動きなり、カウントなりをしてあげよう的な感じで。