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INTERVIEW

BETRAYING THE MARTYRS

2012.07.11UPDATE

2012年07月号掲載

BETRAYING THE MARTYRS

メンバー:Baptiste Vigier (Gt)

インタビュアー:ムラオカ

-フランスのパリ出身のメタルコア・バンドとはとても珍しいですね。あなたがたがどうやって結成に至ったかを教えてください。

確かにパリにはこのジャンルのバンドはあまりいないんだ。でも全体の数は少ないけど良いバンドはたくさんいるよ!俺たちはみんなBETRAYING THE MARTYRS(以下BTM)の前に別のバンドに所属してたから結構シーン全体のことを把握しているんだよね。それがBTMが早く成長した理由でもあるんだけど。前のフロントマンだったEddie Czaickiが、以前やっていたバンド、DARKNESS DYNAMITEを辞めることになってメンバーを集めたのが最初なんだ。彼はミュージシャンの友だちに声を掛けたんだけど、そのメンバーが俺とVictor Guillet(Syn)、Valentin Hauser(Ba)だ。それぞれTHE BEVERLY SECRET、BLACK CURTAINS、SENTENCEってバンドにいたんだ。Eddieが俺にオーディションを受けないかって連絡をくれて、それで"OK!"って返事をして参加して以来ずっと一緒にやってるよ。

-メンバーみんなBETRAYING THE MARTYRSに加入する前はどういった音楽活動を行っていましたか?

Eddieが所属していたDARKNESS DYNAMITEは当時メロディック・デスコア系だったね。Victorは南フランスのTHE BEVERLY SECRETっていうスクリーモ、メタルコア・バンドで歌とピアノを担当していた。俺とLucas D'angeloはBLACK CURTAINSっていうプログレッシヴ・メタルコア・バンドにいたんだ。ValentinはSENTENCEっていうデス・メタル・バンドでプレイしていた。それぞれのバンドはYouTubeで見られるから興味があったら探してみてくれ。

-アメリカ、UKでもあなたがたのようなメタルコア、ブラック・メタル、シンフォニック・メタル、エモなどを融合したような音楽性のバンドは稀有だと思います。活動初期から今のような音楽性だったのでしょうか?

俺たちはそれぞれ様々な種類のメタル、様々な音楽を聴いて来た背景があるんだ。俺たちは柔軟であまり偏見もないから、みんなオーセンティックなメタルも凄くエクストリームなメタルも好きで、後はエレクトロ、ヒップホップ、クラシック、ジャズ、何でも聴くんだ。バンド結成当初から決めているのは、決まった1つのジャンルの枠の中だけで音楽を作りたくないっていうことで、それぞれのメンバーが持ってる様々な音楽の要素を曲に反映させているんだ。だから俺たちの曲には凄くヘヴィなパートから速いブラストビート、美しいメロディまで盛り込まれてるんだ。こういう要素を上手く組み合わせて自分たちのスタイルを作り上げるのが目標なんだ。

-パリにあなた方のようなバンドがフィットするようなシーンは存在するのでしょうか?またフランス産でおススメのバンドがいましたら教えてください。

最近は、パリのシーンでもたくさんバンドが出てきていて、AS THEY BURN、CHECKMATE、EARLY SEASONS、UPHEAVAL、THE PRESTIGE、ITE MISSA EST、ATLANTIS CHRONICLES、なんかが良いバンドだね。ぜひチェックしてほしいな。それぞれ独自のサウンドと雰囲気を持ったバンドだよ。

-バンド名であるBETRAYING THE MARTYRSにはどういった意味があるのでしょうか?教えてください。

このバンド名は"リマインダー(思い出させるもの、注意)"だと思っているんだ。毎日あちこちで、この世の中をより良いものにしようとして信念を持って戦ってる人がいるよね。クリスチャンかどうかは関係なく。友情、尊敬、寛容さ、団結のためにね。でも誰も彼らの話はしないし、思い出させようともしない。俺たちはそういう人たちを称賛したいし、自分たちにできることもやりたいと思ってる。忘れてしまうことは"Betraying(裏切ること)"だと思うんだ。忘れるということは、そういう人たちを裏切って悪人になることに等しい。この名前は俺たちが伝えようとしているポジティヴ(前向きで建設的な)なメッセージとリンクしているんだ。

-『Breathe In Life』がリリースされたのは去年の秋ですから半年以上経っていますね。作品に対してのキッズ、そして媒体の反響はいかがですか?

反響は凄く良いんだ。メディアからは素晴らしいレビューをたくさん書いてもらって、その内容に自分たちでも驚くくらいなんだ。どんどん扱ってくれる雑誌が増えていて、俺たちのテンションも上がっていってるんだよね。ファンの反応も凄く良くて、ネット上からライヴ会場まで、いろんなところでたくさんの人が俺たちのことを話題にしてくれているんだ。俺たちはその声と期待にどんどん応えていきたいね。俺たちは、このアルバムを凄く誇りに思ってるんだ。『Breathe In Life』の制作には本当にたくさんの労力を費やしたし、それで完成したものが評価されるのは嬉しいことだよ。自分たちのやる気やお金を使い果たして、週に5日練習して、やっとここにたどり着いたわけだからね。

-この作品のプロデューサー、エンジニアを教えてください。またどちらのスタジオでいつからいつまでかけてレコーディングしたものでしょうか?

ギタリストのLucasが自分の寝室で2ヶ月かけてレコーディングとエディットをやったんだ。この期間、彼はあんまり寝てないと思うよ(笑)。その後、天才エンジニアのCharles J Wallがアメリカ、フロリダ州のソニック・アソールト・スタジオでミックスとマスタリングをしてくれたんだ。彼はWHITECHAPELとかKING CONQUERを手掛けているエンジニアだよ。俺たちにはアルバムをどんなサウンドにしたいかという明確なヴィジョンがあったから、それができるのは彼しかいないと思ってお願いしたんだ。彼は俺たちと同じくらい働きモノで世界で最もナイスなヤツの1人だよ!ギターのレコーディングに関してはほとんど全部彼の寝室でやったよ。ヴォーカルとベースとピアノは地元にある小さいスタジオで録ったんだ。なんやかやで2ヶ月掛かったよ。長かったね。でも当時俺たちみんな仕事をしていたから、ソニック・アソールト・スタジオでの実際のミックスとマスタリング作業自身は3~4週間だったかな。

-今作は北米ではSUMERIAN RECORDSと契約しておりますね。契約に至った経緯を教えてください。

俺たちはできるだけたくさんのレーベルとコンタクトを取ろうとしたんだ。MySpaceやfacebookやメールを使ってね。俺たちはみんなSUMERIAN RECORDSのやり方とか所属バンドとかが好きだったんだ。彼らは若くて、自分たちのやりたいことがハッキリしているんだよね。働いている人たちみんな才能があって、更に働きモノなんだ。だから彼らにはその気持ちを伝えるメールと『Breathe In Life』のプリプロ音源を送ったんだ。何日か祈るような気持ちで待ってたけど、返事が来るのに長くは掛からなかったよ。直ぐに契約したいっていう連絡をくれたんだ。その返事を聞いたときは本当に嬉しかったし、誇りに思ったよ。