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INTERVIEW

BLACK VEIL BRIDES

2011.11.08UPDATE

BLACK VEIL BRIDES

Member:Andy Six(Vo)  Ashely Purdy(Ba)

Interviewer:KAORU

-3月の来日時は、11日のアストロホールでのライヴ以外、MURDERDOLLSとの公演がキャンセルになってしまいましたね。未曾有の震災の影響とは言えライヴが出来ず悔しい思いをされたのではないかと思います。

Andy Six(以下An):確か激ロックのインタビューをやった2時間後くらいに地震があったんだけど、インタビューはわりとビルの中でも高いフロアでやってたから、もしインタビュー中に地震があったら……と思うとめちゃくちゃ怖かったよ。俺たちにとっても特異な体験だったけど、日本のみんなにとっては本当にとても大変な出来事だったよね…。でも今回来日してみて、復興も進んでいるみたいだし、少しずつ日常が戻ってきているように感じたよ。また来日することが出来てとても嬉しいよ。

-ファンにとっても、とても嬉しいことです。来日してくれてありがとうございます!さて現在V-ROCK FESTIVALの真っ最中ですが、このフェスに対する印象を聞かせてください。

An:もちろん楽しみにしてるよ!

Ashely Purdy(以下As):俺も!でも会場に着いてからはずっと楽屋にいるから、ステージを全然見てないんだよ(笑).。だから今どんな状況になってるのかさっぱりわかってないんだ(笑)。

An:そうなんだよね。でもライヴを観て俺たちのことを気に入ってくれる人がいてくれたらいいなと思うよ。

-日本のバンドとの交流はありますか?

An:前回の来日の時にViViDのヴォーカルのシンと対談したよ。今のところ彼らだけかな。

-V-ROCK FESTIVALでは30分という短い時間ながら、レインボウ・ステージのトリを務めますね。ところでこのフェスは日本の中でも特殊なシーンのファンも多く、普段メタルを聴かないリスナーもたくさんいると思いますが、その事は知っていらっしゃいましたか?

An&As:そうなんだ!知らなかった(笑)。

-いや、でもサウンド的には様々ですよ。ヘヴィなバンドもたくさんいますし。

An:なるほど、まぁ、俺たちもメタルじゃないからね(笑)。最初はヴィジュアル面から入ったとしても、結果的に音楽を気に入ってくれたらいいわけだし。

As:いやぁ、俺たちも相当派手だけどさ、今日の出演するバンドに比べると随分大人しいもんだよな(笑)。さっきバックステージを歩いてたらさ、ウェディング・ドレスを着てるメンバーとか、鳥のコスチュームを着てるメンバーとか見かけてびっくりしたよ!

An:そうそう、さっきガールフレンドと電話してたんだけどさ、その途中で廊下に鳥のコスチュームを着たメンバーがいたり、完全に女装に見えるようなとんでもない格好のメンバーが5人いたりして、滅茶苦茶びっくりしちゃったんだ(笑)。だから日本人て好きなんだよね。衣装ひとつにしても、凄い創意工夫を感じるし、勤勉だなと思う。凄く気に入ったよ。

-因みに今日出演するバンドの中には、KISSから影響を受けた日本のバンドからの影響を受けた世代、いわば3rdジェネレーションに位置するバンドもいるんですよ。

An:そうなのか。えっとね、日本のロックはまだあんまりアメリカに浸透してるとは言えないんだ。カルト的な人気はあるけど、まだアンダーグラウンドだと思う。で、俺たちは君の言ったKISSやMOTLEY CRUEから直接影響を受けてるんだけど、実はアメリカで俺たちを見た人に、日本の(所謂)ヴィジュアル系に影響を受けてるんじゃないの?って言われたことがあって。実際には俺たちそうじゃなかったんだけど、今日彼らを見て、なんとなくその人の言った理由がわかった気がするよ。確かに共通するものはあるよね。

-BLACK VEIL BRIDESのファンの中には、単独公演を希望しているファンも多いのですが、その予定はありますか?

An:もちろん単独公演もやりたいよね。でも今年はこの後に、アメリカ、南米、ヨーロッパでのツアーが控えているし、『Set The Worlds On Fire』に伴うツアーでっていうのは難しいんだ…でも次のアルバムをリリースしたら、単独でライヴをやりたいって思ってるよ!

-激ロックでは既に『Set The Worlds On Fire』に関するインタビューを一度行っていますが、その際は6曲のEditヴァージョンのみを聴いた状態でしたので、もう少しアルバムについて聞かせてください。『We Stitch These Wounds』から感じたあなた達の軸はそのままに、各パート、曲の完成度など全ての部分においてパワーアップした理想的な進化を遂げたセカンド・アルバムだと感じます。更にバラエティに富んだ様々なタイプの曲が入っていて、バランスもいいですよね。

An:特に意識してバランスに重点を置いたわけじゃないけど、結果的に自然にそうなったんじゃないかな。メンバーはそれぞれ色んな音楽から影響を受けてるから、そのメンバーで曲を書けば自ずと幅広い音楽性になるよね。ヘヴィなものあり、パンキッシュなものあり、メタルなものありと、バラエティには富んでると思う。でも全てはBLACK VEIL BRIDESっていうバンドの中で一貫したものはあるんじゃないかな。