INTERVIEW
BLACK VEIL BRIDES
2011.11.08UPDATE
Member:Andy Six(Vo) Ashely Purdy(Ba)
Interviewer:KAORU
-『We Stitch These Wounds』よりも、『Set The Worlds On Fire』の方が完成させるのに苦労しました?
An:いや、今作については特に苦労はなかったよ。全ての作業は凄くスムーズだったんだ。一ヶ月で全部作り終えたしね。確かにいい曲を書くのは大変だけど、短い時間の中でも楽しんでやったし、サクサク進んでいった感じだったし。
As:『We Stitch These Wounds』よりも、メンバー全員で本格的に曲作りに取り組んだっていう実感も強かった。それも楽しかったよね。
-『We Stitch These Wounds』から軸が変わっていないと感じた理由は、音楽的な部分だけではなく歌詞から感じるアチチュードにしてもそうでした。基本姿勢として、あなた達は世間から疎外感を感じている人に対して、乗り越えること、前に進むことを促していますね。
An:そうだね。俺は悩みを抱えている人の手本や助けになりたいっていつも思ってるし、反骨精神っていうのかな。苦しいことがあっても、自分を信じて諦めないこと。周りになんと言われようと、自分のやりたいことを貫くことが大事だって伝えたいんだ。
-リアリティがありますよね。それはAndy自身が体験してきた出来事に基づいて書かれているからこそではないかと思うんですが、あなたが世間から疎外感を感じてきたことを象徴するエピソードなどはありますか?
An:そうだな…まぁ一つの出来事だけじゃなくて全体的なことになっちゃうけど、俺はどんな事があっても、それをポジティブに受け止めて変換しようっていう気持ちを常に持っているんだ。色んなロック・バンドが、人生を悲観して、それをそのまま歌っていたりするだろ?でもさ、やっぱり人生は自分で切り開くものだし、ウジウジしてるんじゃなくて、どんな出来事も自分にとってポジティブなものへと変換していくのが大事だって思うんだ。
-Andyはまだ若干21歳なのに、様々な体験を乗り越えた先のことを書いて、ファンに伝えている姿は逞しく感じます。
An:ありがとう!
-さて、Ashleyには初めてインタビューをさせてもらうのですが。
As:ハロー(笑)!
-AndyとAshelyが出会ったキッカケは?何故一緒にバンドをやろうと思ったのですか?
An:結構LAは広いって思われてるけど、こういうバンドのシーンていうのは意外と狭いんだ。ライヴを見に行くと自然に知り合いになっていくし。彼ともそうして出会ったんだけど、話していく内に、自分がやりたいバンドに対するヴィジョンが合ったから、一緒にやろうっていうことになったんだ。
-ベースをやりたいと思ったのは何故ですか?
As:俺はNikki Sixx(MOTLEY CRUE)やGene Simmons(KISS)が好きでさ。ベースなんだけど、ライヴでは誰よりもショウマンシップを発揮しているなって感じたんだ。それがキッカケかな。
-あなた達はMOTLEY CRUEやKISSなどから影響を受けていると公言していますが、実際のBLACK VEIL BRIDESの音楽は、彼等のようにカラっとした快楽的なものではなく、どちらかというと現代のバンド、スクリーモやメタルコアと呼ばれるバンドからの影響も感じます。その辺についてはいかがでしょうか?
An:まずスクリーモがなんだかよくわからない(笑)。聴いていいなって思ったバンドはいるけどね。AVENGED SEVENFOLDとかBULLET FOR MY VALENTINEはかっこいいと思うよ。でもさ、最近やたらとサブ・ジャンル的なものが多くてよくわかんないんだよね。
As:うんうん。
-今の音楽シーンに足りないと思うことはなんでしょう?
As:そうだな、今までのシーンに足りなかったことは、BLACK VEIL BRIDESの出現によって埋められたのさ!ってことで(笑)。
-あなた達がキッズから支持されている理由をご自身ではどう分析しますか?
An:もちろんいいバンドだからさ(笑)!あとはメッセージに共感してもらえてくれてることかな。それからファッションとか、トータル・パッケージとして見ても面白がられているんだろうね。ライヴで同じようなファッションをしたファンが集まったら楽しいしさ。