INTERVIEW
BLACK VEIL BRIDES
2011.03.29UPDATE
Member:Andy Six(Vo)
Interviewer:ムラオカ Assistant : NANAKO!
-本公演は単独公演ですが、アメリカではなかなか自分たちだけのショウは珍しいのでは?
そうだね。アメリカではほとんど3、4バンドでショウをやるけど。俺らがヘッドライナーの時は、自分たちのファンが楽しんでくれそうなバンドを呼んでいるよ。
-では今回は自分たちだけという事でかなり気合が入っているのではないでしょうか?
もちろん!でも他のバンドを呼んでいる時も、いつもステージでは俺たちしかいないって考えてやっているよ(笑)。でも楽しいショウになると思うよ。かなり興奮しているし、初めて日本に来た訳だから絶対いい時間になるよね。
-BLACK VEIL BRIDESのステージングではスカル・ブライド(髑髏の花嫁)の像を飾っている様ですが、それは今回も見られるのでしょうか?
ああ、たまにね。前はよく飾ってたなあ。でも今回は持ってきてないよ。あの子は今カリフォルニアで俺らの帰りを待っているよ(笑)。
-因みにその像は誰が考案なされたのですか?
あれは実は俺の父親が作ったんだよ(笑)。ステージ道具は全部父親のアイディアで作っているんだ。ほら、KISSがやっていたようにこういうステージにしたいっていうイメージがあって、デトロイトいる時に父親が作ってくれてそれを持ってきてステージングに活かしているよ。
-じゃあ次回の来日には持ってきてくれますか?
ははは(笑)。もちろん!君のために持ってくるよ!
-BLACK VEIL BRIDESがショウで最も表現したいものはなんでしょうか?
そうだなあ…。絶対これといったものはないけど。ロックンロールっていう反抗的でエネルギッシュな精神だったり、楽しいっていう感情的なものだったりかな。ショウを楽しむことで現実逃避できたりするし、そこで怒ったりつまらなかったらショウをしない方がいいからね。だから一番はとにかく自分たちが楽しんでいるってことかな。
-BLACK VEIL BRIDESのメンバーは皆さんそれぞれワー・ペイントをしていますがそれはご自身でデザインされたのでしょうか。それらに込められた意味はありますか?
うん!そうだよ!なんだろ俺の場合はMAD MAXみたいなイメージで始めたんだ。そしたらいつしかキッズもワー・ペイントっていう形で、こういう音楽が好きなんだとか、自分自身を表現し始めたんだよ。だから俺らももっと表現していきたいって触発されたんだ。
ファン達を知ることができるし、意味があるものだからカッコイイよね。
-BLACK VEIL BRIDESのメンバー自身のワー・ペイントも意味があるのですか?
そうだなあ。これといって意味はないけど、自分たちでデザインを選んでいるのは間違いないよ。例えばうちのギター・プレイヤーのJinxxは少し怖いピエロみたいなイメージが好きだから、彼はああいうデザインを選んだみたい。でもちょっと気味悪いから、他のメンバー皆からクリーピーって言われてるよ(笑)。俺はスーパー・ヒーローが大好きで特にバット・マンがお気に入りだから、それをイメージしているよ。
-BLACK VEIL BRIDESは数多くの10代のキッズから支持されていますが、作曲する際に大切にしているものや軸を置いているものは何かあるのでしょうか?
うん。もちろん。俺がそうだった様に、アウトサイダーで社会に自分たちの居場所がないキッズ達に、音楽を通して居場所を与えたり、手助けしてあげたいっていう気持ちを一番大切にしているし、これからも伝えていきたいと思っているよ。だから、俺らはキッズ達を“ファン”じゃなくて“アーミー”って呼んでいるんだ。君たちはBLACK VEIL BRIDESっていうグループの一部で、仲間なんだよって。それに、ロックンロールっていう音楽には俺自身凄く救われたから、同じことをしてあげたいんだ。
-では書かれている詩はご自身の実体験や境遇を元に書かれているのでしょうか?
そうだね。いつも自分の体験に基づいて書いているよ。今のところ作り話は書いたことないし、もしかしたら将来そうじゃなくなるかもしれないけど、やっぱり自分の経験したことを活かして伝えていきたいんだ。
-BLACK VEIL BRIDESのコンセプトが現代のスーパー・ヒーローと言われていますが、ご自身の最も憧れるヒーローは何でしょうか?
バット・マン。何個かタトゥーもあるよ(タトゥーを見せる)。