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INTERVIEW

MACHINE HEAD

2011.09.14UPDATE

2011年09月号掲載

MACHINE HEAD

メンバー:Robb Flynn(Vo&Gt)

インタビュアー:KAORU

-『Unto The Locust』完成おめでとうございます!07年の『Blackening』から約4年ぶりのニュー・アルバムとなりますが、『Blackening』ツアーは3年半に及んでいました。アルバムの構想は、ツアー中から練られていたのですか?

うん、曲の一部はツアー中に書いたんだ。例えば「This Is The End」などはSLIPKNOTとのツアー時に書いたんだが、それはちょうど日本にツアーに行った時辺りだった。もしかしたら何かしら日本で受けた影響が入ってるのかもしれない(笑)。でもツアー中にそんなに何曲も書いたわけじゃないんだけどね。

-実際に楽曲制作に入ったのはいつ頃からでしょうか?また、完成までにどのくらいの時間がかかりましたか?

そうだな。本格的に書き始めたのは去年の6月からなんだけど、それまでにあった断片的なネタをスタジオで合わせたりして、完全に全部書き終えたのはレコーディング直前かもね。

-長編大作である『Blackening』を聴いたリスナー達は、MACHINE HEADが次にどんなアルバムを出すのかワクワクしていると思うのですが、『Unto The Locust』は7曲で50分と、『Blackening』と同じくらいの長編大作となりましたね。こうなったのは、3年半に及ぶ『Blackening』ツアーにおいて、長編の曲をプレイすることが日常的になっていたことも関係していると思いますか?

しかしまぁ、俺たちの曲は基本的に長いんだよね。『Burn My Eyes』の時代から結構長い曲は書いてきてるからね。やりたいと思うことをやって、作りたいように曲を書いたらこの長さになったってことかな。俺たちはメタルだし、テレビやラジオ用の尺のことを考える必要もないから、曲の長さを特に気にしたことはないな。

-「Locust」とは、“いなご”という意味ですが、アルバムのジャケットワークとなっている毒々しい虫が「Locust」ですね?この『Unto The Locust』というアルバム・タイトルの意味を教えてください。

そうだな(笑)。半分いなごで半分人間みたいな感じかな。アルバム・タイトルの『Unto The Locust』は収録曲の「Locust」から来てるんだけど、この曲でいなごが大群になって穀物を食らい尽くすところから、身近に居るものが強力な力を持って敵となることを隠喩するものとして取り上げたんだ。いなごの大群が家を破壊して行ったっていう事件があって、それがきっかけでね。知らない間に忍び寄ってくる人たちが突然襲い掛かってくるイメージだな。

-「I Am Hell(Sonata in C#)」から完全にノックアウトされてしまいました…。因みにこの曲は3部構成から成り立っていますが、「Sangre Sani」と「I Am Hell」と「Ashes To The Sky」は元々別の曲だったのですか?どのようにしてこの曲が3部構成にまで至ったのでしょうか。

気に入ってもらって嬉しいよ。これは最初からソナタを書こうと思って書いたから、最初から3部構成のつもりだったよ。ソナタ(室内ソナタ)は3部構成って決まってるからね。元々クラシックのコンセプトで曲を書こうと思って出てきたアイディアなんだ。

-「Be Still And Know」は怒涛のツイン・ギターから成るソロがバロック音楽も彷彿とさせました。拍子も3拍子が機軸になっていて、どこかクラシック音楽からの影響を感じさせるのですが、いかがでしょうか?

そうだね。これもクラシック音楽のアイディアから生まれた曲だよ。

-「Locust」は先行で試聴出来るようになっていますが、この曲はこれまでのMACHINE HEADの総括でありつつ、更なるMACHINE HEADの進化が堪能出来る曲ですね。この曲へのリスナーからの反応はいかがですか?

iTunesなどで先行配信したんだけど、ファンからの反応が凄く良かったから嬉しかったね。

-4曲目の「This Is The End」はサビがとても印象的な歌で、一回聴いたらすぐに覚えてしまいます。後半のスラッシュ好きにはたまらない展開も素晴らしいですね。因みにとても意味深なタイトルですが、歌詞ではどのようなことを歌っているのでしょうか?

そうだな、曲のテーマは“ネガティブなことにサヨナラする”っていうことだね。俺自身も嫌なことがあったり、ウンザリしたりすることもあるんだけど、あらゆるマイナスな要素と決別するっていうね。

-「The Darkness Within」はまるで一つの物語りを我々に語りかけてくるような曲ですが、Robbの歌の進化が特に如実に現れている一曲だと感じます。貴方はこの曲を歌い上げることにおいて、特に工夫や苦労をなさいましたか?

これは実はデモで歌ったヴォーカルをそのまま生かしたものなんだ。この曲のデモを録ったのが、既に3時間半別の曲を歌った後で、喉の調子があんまり良くなかったから、その日はもう終わりにしたかったんだけど、まあもう1曲録ろうかってことで、この「Darkness Within」を録ったんだ。それで録れたヴォーカルが錆びた良い感じのものだったから、これを使ってしまおうってことで、そのまま生かしたんだよ。通常は本番のレコーディングで歌い直すわけだから、これは特殊なケースだね。