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INTERVIEW

ARCH ENEMY

2011.05.12UPDATE

2011年05月号掲載

ARCH ENEMY

Member:Angela Gossow(Vo) Michael Amott(Gt)

Interviewer:米沢 彰  Translator : Yuga

-今回、プロデューサーには『Doomsday Machine』以来となるRickard Bengtssonを起用されていますが、今回はどういった経緯で彼に依頼したのでしょうか?

M:Rickardが2005年に手がけてくれた『Doomsday Machine』がとても良い作品だったんだ。俺たちの地元のすぐ近くの古い車庫に彼が新しいスタジオを作って、ドラムの音がすごく映えるんだよ。彼にはきちんとした音響学の知識があって、良いドラムの音を出す手助けをしてくれたんだ。どのロック・メタルバンドにとっても一番大切なことの一つだと思うね。今回は他のプロデューサーの影響を受けたくなかったんだ。俺たちはバンドとして何をしたいかが今よく分かっているから、必要だったのは良いエンジニアとスタジオだけだったんだよ。俺たちはほとんどの処理を自分たちで行ったけどね。例えば俺のギター・トラックは全てベースのSharlee D'Angeloが行ったんだ。

-今回のリリースに合わせて、Sonisphereなどの大型フェスを中心にかなり精力的にヨーロッパをツアーで回るようですが、現在発表されている5~8月のスケジュールに加えて、今年の後半も世界中を回ることになりそうですか?

A:私たちのアルバムはヨーロッパで2011年5月末にリリースされて、夏にはヨーロッパのフェスティバル・シーズンに合わせてたくさんのフェスティバルに出演するわ。9月にはアメリカやカナダでツアーをして、その後にはアジアに行きたいと思っているわ。上手く行けばLoud Park 2011に出演できるかもね!そのあとはインドでの初ツアー、そしてヨーロッパで12月から来年の1月にかけて小さめの会場でヘッドライン・ツアーを行うの。来年2月から3月にはオーストラリアや南アメリカ、あとは日本にもヘッドライナーとして来たいと考えているの。そしてヨーロッパに帰ったらまた2012年のフェスティバルのシーズンがやってくるわ。『Khaos Legions』のためにたくさんのツアーをやることになるわね!

-3月にはSPIRITUAL BEGGARSとしてのMichaelの来日に合わせて、ARCH ENEMYのプロモーションで来日する予定だったそうですが、地震の影響で残念ながらキャンセルとなってしまいましたね。実際には来日は実現しませんでしたが、あの時のメッセージに勇気付けられた日本のファンも多かったようです。メッセージはMichaelが書いてアップしたのですか?

M:そうだよ、俺があのメッセージを書いたんだ。日本のファンを少しでも勇気づけることができたみたいで嬉しいよ!SPIRITUAL BEGGARSのツアーとARCH ENEMYのプロモーションがキャンセルになってしまってとても悲しかったよ。俺たちは両方ともとても楽しみにしていたからね。日本は本当に大好きな国の一つなんだ!日本のファンは本当にARCH ENEMYや俺の仕事とギターのキャリアを支えてくれてきた。これから先もずっと感謝し続ける。早く日本に行きたいよ!

-これだけクオリティの高い作品をリリースした後となると、次は来日が待ち遠しいのですが、予定はありますか?また、日本のファンへのメッセージも併せてお願い致します。

A:もちろん来日の予定はあるわ、もしかしたら2回くらい行けるかもしれない!LOUD PARK 2011に出演したいし、2012年の春にはヘッドライン・ツアーを行いたいの。LOUD PARKに来られなかったとしても、代わりに10月か11月に公演をしたいわ。あとは『Wages Of Sin』の10周年記念としてスペシャル・ライヴをしたいと考えているわ。本当に日本に行くのが待ちきれないの!
私たちは本当にみんなに会いたいと思っているわ。今この辛くて大変な時期、私たちの心は常にあなたたちと共にあるわ。日本の人々は皆とても強く勇敢で、あなたたちが今体験しているとてつもない恐怖に本当に冷静にきちんと対処していて、それは信じられない程素晴らしいことだと思う。たくさんの人の命が失われて、また原子力発電所のことでまだたくさんの人々が危険に晒されている。私たちは恐れていないわ、あなたたちと一緒にいたいの。『Khaos Legions』を通して少しでも楽しみや希望の光を伝えられたら嬉しいわ。心を強く持って戦って。あなたたちは必ず乗り越えられるし、絶対に今までよりももっともっと強くなって戻ってくると信じているわ!昨日という日はいつか死んでしまって戻って来ないものとなるの。そして新しいスタートはいつでもそこにあるわ!United We Stand!

M:俺はAngelaに100%同意だよ。俺たちの思いは今日本と共にある。この素晴らしい国に早く帰ってみんなにARCH ENEMYのコンサートを見てもらうのが待ちきれないよ!