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INTERVIEW

THE BLACKOUT

2011.04.06UPDATE

2011年04月号掲載

THE BLACKOUT

Member:Sean Smith(Vo)

Interviewer:MAY-E  Translator : Yuga

-お久しぶりですね。まずはバンドの近況を教えてください。

最近ではオーストラリアのSoundwave Festivalというフェスティバルに出ていたんだ。すごく楽しかったよ。今は、最新アルバムのリリースやUKツアーに向けて準備中かな。

-2010年秋にはLIMP BIZKITのツアーにも帯同していましたが、またひとつ夢が叶いましたね。かつて大ファンだったバンドとのツアーはいかがでしたか?

彼らとのツアーは最高だったよ!僕らにすごく優しくしてくれたしね。毎晩LIMP BIZKITのショウを見ていたけど、毎回素晴らしいパフォーマンスだったよ。

-そのLIMP BIZKITとのツアーと新作の制作は同時進行していたとか。ポジティヴな気持ちで制作にも望めたのではないかと想像しますが、いかがでしたか?

そうだね。アルバムのうちの数曲は彼らとのツアー中に書いたものだよ。でも、そのことが曲自体に直接影響があったとは言えないかな。曲の制作と彼らとのツアーが被ったことは、単純にラッキーだったと思うけどね。

-ニュー・アルバム『Hope』のリリースおめでとうございます。THE BLACKOUTらしさはそのままに、更に進化したサウンドが詰め込まれたアルバムに仕上がっていますが、あなた方自身も大きな手応えを感じているでしょう。今のお気持ちを聞かせてください。

僕はこのアルバムが大好きなんだ。今までで一番良い曲の組み合わせになったんじゃないかと感じているよ。これまでに書いてきた作品から大きなステップアップをしたと思うし、バンド全員が自信をもってそう言える作品になったよ。

-特に「Higher & Higher」は、あなた方のNu-MATAL愛が爆発していてとてもかっこいいです。ライヴでは既にプレイしているようですが、ファンからも良いリアクションがあったと思いますが、いかがですか?

「Higher & Higher」をライヴでやるようになったのは、オーストラリアに行く直前にイギリスでMY CHEMICAL ROMANCEとツアーしていたときなんだ。すごく良い反応をもらったよ!

-同曲のラッピング・ヴォーカルはSeanですか?それともGavin?

あのラップは、実は僕らの友達のロサンゼルス出身のアーティストHyro Da Heroがやってくれたんだ。彼はUKツアーにも一緒に来てもらう予定だよ。『Birth School Work Death』っていうアルバムをもうすぐ出すみたいだから、チェックしてみてね。

-ダーク且つ壮大なミディアム・バラード「Hope (Scream It Out Loud)」は、LOSTPROPHETSの『The Betrayed』にも近い雰囲気を感じました。深く強いメッセージがありそうですが、ここで解説していただけますか?

「Hope (Scream It Out Loud)」は、自分のやりたいことを、力不足だから"お前にはできない"と言われてしまっても、そのあとで立ち上がって、やると決めたらなんでも出来るんだということを証明して、周りのやつを見返すっていう話なんだよ。

-またアルバム・タイトルの『Hope』には、6人のどんな願いが込められているのでしょうか?

Hopeは、ポジティヴにもネガティヴにも取れるんだ。例えば、何かに対して自分の信念を持つという意味での"希望"や"期待"のHopeと、何かを求めるときの"欲求"や"頼み"という意味でのHope。アルバムを通して何度も繰り返されるテーマだよ。僕たちは、いつでも何かを欲したり、それを手に入れるために努力したいと思っているから、このタイトルにしようと決めたんだ。

-今作中最もアグレッシヴなナンバー「This Is Our Time」も、ライヴで人気を集めそうですね。ライヴ・パフォーマンスに定評があるあなた方ですが、ライヴを意識した曲作りをすることはありますか?

僕たちが曲を作るときは、誰のために作ろうとかは考えないんだ。自分たちのために書くんだ。いつでも自分たちがやっていて楽しいと思える音楽を作っているつもりだよ。それをお客さんも好きだと思ってくれるなら嬉しいけれど、それだけのことなのさ。