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INTERVIEW

DESTRAGE

2010.12.09UPDATE

2010年12月号掲載

DESTRAGE

メンバー:Paolo Colavolpe(Vo) Matteo Di Gioia(Gt)

インタビュアー:ムラオカ

-アルバム・リリースおめでとうございます。本国ではすでにリリースされていますが評判はいかがですか?

Paolo Colavolpe(以下P):ありがとう!今回のリリースに関してはホントにエキサイトしてるよ。反応もなかなか良くてレビューなんかの評価もいいんだ。俺たちの音楽を気に入ってくれる人もドンドン増えていて、ソーシャル・ネットワークにも人が集まっているし、ライヴに来るお客さんの数も格段に増えた。みんな一緒に歌ってくれるしね。ホント素晴らしいよ。次は日本の反応を待つ番だから楽しみだね!日本のことは凄く大切に思ってるんだ。何と言っても最初に俺たちのことを認めてくれた国だからね!

-アルバム・タイトルですが、『The King Is Fat' N' Old』という非常にふざけた名前ですが、このタイトルに決めた経緯を教えてください。

Matteo Di Gioia (以下M):これが面白い話なんだよね。ジャック・ステューピッド(タイツを履いた夜装姿の俺のことなんだけど)がDESTRAGEじゃないサイド・プロジェクト用のグラフィックの作成作業をしていたんだ。そのバンドには3人の男と1人の女がいて、それを元に1人のクイーン(トランプのね)と3人のジャックをデザインとして描いたんだ。友だちがそれを見て「何で自分をキングに見立ててデザインしなかったの?」って聞いたんだ。それで俺は「だって王様ってデブでオッサンだし、クイーンはジャックのとこに夜這いに来てくれるからね」って答えたんだよ。俺たちはあんまり保守的な権力をリスペクトしてないもんだからね(笑)。

-また曲のタイトルをみるだけでもなかなかインパクトがあるものが並んでいますが、いくつかピックアップして詳しく説明していただけませんか?

M:曲のタイトルっていうのは時に読んでる人を刺激する目的だけにあったりもするんだよね。俺たちは他人や自分たちを面白おかしく茶化すのが結構好きでさ。人生の大半笑って生きた方がいいでしょ?でも俺たちの曲では、表面的なおかしさの裏に色んなメッセージを隠してたりするんだよね。中にはシリアスなコンセプトとかが隠れているものもあったりするんだ。『Urban Being』の歌詞がストレートで内容もヘヴィだったから今回のアルバムでは、そこにおかしな仮面を被せたって感じだね。

-デスメタル、ヘヴィ・ロック、プログレッシヴ・メタルにテクニカルなギター・ソロにコミカルなパートと今作では大分バラエティーに富んだ作風となっていますが、今作を作る上でのコンセプトを教えてください。

M:凄く最初の段階では決まったテーマとまとまった概要に沿ってアルバムを作ろうと思っていたんだ。『Urban Being』のポジティブな要素を強調したものを作りたいと思って。でも曲を書いていくうちに、そのプランは全て消えていってしまって純粋な創作意欲が残ったんだよね。この新しいアルバムに収録されている曲は全て俺たちの、そのままの真の姿だって言えるね。もちろんある程度の分析とか調整も加えて曲は作ってるけど。結果は、ちょっと奇妙だけど、とっつきやすい何層にもなったモダン・オルタナティヴ・ハード・ミュージックのカクテルになったよ。

-「Jade's Place」のPVを見させてもらいましたが、非常に凝った作りになっていますね。このアイデアはメンバーから出たものでしょうか?

M:俺がこのビデオのアイデアを思いついたんだ。バンドの演奏と本物の鉄、木、機械の画像を使った錆びた感じのグラフィックを組み合わせて「Jade's Place」の曲のリズムに合わせて動かすっていう。俺たちはギリギリの感じのクリップを作りたかったから、このコンセプトはみんな凄く気に入ってた。何日も何日も曲を聴いてアイデアをスケッチに落として。後はメンバーの動きを振り付けしたり、それをクロマキー(後でCGで合成するために青または緑のスクリーンをバックに撮影する手法)で撮影したり。そしてJackがフリーマーケットで色々探して買ってきたり、死んだ動物集めてきたり(撮影の後、みんなで食べたから彼らは永遠に生き続ける)したよ。全部をまとめ上げるには数ヶ月掛かっちゃったけどね。アニメーションの手法でフレームごとの調整をしなきゃいけなかったし、他にもデジタル技術を使ったりして。曲に完全にシンクロさせるのに手間が掛かったよ。できあがったものの素晴らしさは自分たちでもビックリしてるんだけどね。興味がある人は是非YouTubeのThe Jack Stupidチャンネルをチェックして欲しい。

-「Jade's Place」は途中のヴォーカルやギターのメロディ展開が日本のバンド、マキシマム ザ ホルモンを思わせたのですが、さすがに日本のマキシマム ザ ホルモンはご存じないですよね?

M:実は、もう既に何人からかマキシマム ザ ホルモンに似てるって言われたんだよね。YouTubeのコメントでなんだけど。それでYouTubeで彼らのミュージック・ビデオを見たんだけど、かっこいいし狂ってて素晴らしいと思ったよ(笑)。どのビデオも気に入った。今まで彼らの音楽を聴いたことはなかったけど確かに凄いバンドだと思った。将来的になんか一緒にやれたらいいなと思ったよ。

-アルバム・リリース前に「Double Yeah」のトレーラーがYouTubeに上がっていましたが、「Double Yeah」でのフルのPVは作られていないのですか?個人的にはホラー映画「REC」みたいでドキドキしたのですが。

M:多分『The King Is Fat'N'Old』のアルバムのトレーラーのことだよね。気に入ってくれて嬉しいよ。そうだね、正にホラー映画みたいに受け取ってもらいたかったんだよね。これは単に何かが起きるっていう煽りの意味で作ったものなんだ。でもこのトレーラーに含まれている一部の映像は「Neverending Mary」や「Tip Of The Day」のビデオのもので、そのうち完成することになっているよ。「Double Yeah」のビデオを作る予定は未だないんだけど、提案ありがとう(笑)!

-イタリアのシーンは今現在どのような状況でしょうか?私たちから見るとCORONER RECORDSを中心に盛り上がっているように感じますが。

P:そうだね。CORONER RECORDSは素晴らしいね。でもイタリアのシーンには才能があるバンドがたくさんいるんだ。ただ「イタリア人だから」っていう理由で過小評価されちゃってるだけでね。FOMENTO, MODERN AGE SLAVERY, THROUGH YOUR SILNCE, STIGMA, FORGOTTEN TEARS, TASTER, A FADED GLORYなんかを是非チェックしてもらいたい。