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INTERVIEW

THE WORD ALIVE

2010.09.07UPDATE

2010年09月号掲載

THE WORD ALIVE

Member:Tyler“Telle”Smith(Vo)

Interviewer:MAY-E  Translator : TSUKASA & 川崎たみ子

-今作『Deceiver』ので特に拘ったポイントは?

今名前を挙げたバンドからの影響が、今の俺たちを形成していると俺は思っているんだ。だから俺たちは作品を作る上で、一つの特定のジャンルや音楽のスタイルやミュージシャンに拘って、真似しようとしたりしないんだ。俺たちのこの独自のやり方が、俺たちを他とは違う、特別な存在にしてくれているのかな。

-プロデューサーやミキサーには、どんな人物を迎えているのでしょうか?また、彼らは今作に何をもたらしてくれましたか?

プロデューサー兼エンジニアには、Andrew Wadeを迎えたよ。彼はなんとその上、ミキシングも担当してくれたんだ。俺らは『Empire』のレコーディング時にも彼と仕事をしたんだけど、彼は俺たちの"行きたい方向"を本当に理解してくれていると思った。だから今回も彼にお願いしたんだよ。彼との共同作業は実に楽しいものだったよ。今回、Andrew Wadeという人物を迎えずにアルバム制作を行っていたら、今ここにある『Deceiver』という作品やここにいる俺たちはいなかっただろう、と断言できるよ。彼は俺たちの魅力を最大限に引き出してくれる、最高に素晴らしいプロデューサーだよ。

-曲作りはどのように行われているんですか?中でも「You're All I See」はヴォーカル・メロディもサウンドの雰囲気も、他の曲と異なるように感じましたが。

まず曲を聴いて、その曲を聴いて感じたことを書くんだ。俺は、どんな楽曲にも―たとえそれがインストメンタルであっても―"感情"が在ると思うんだ。その流れで「You're All I See」には、スクリーミングは要らないと感じたし、メロディと歌詞を目立たせたいと思ったから、こういう感じに仕上げたんだ。実はこの曲は、『Deceive』収録曲の俺のお気に入りの一曲なんだ!

-前作EP『Empire』から「How To Build An Empire」のビデオクリップは、まるで古いロボット映画のような仕上がりでしたが、あのビデオクリップが出来た経緯は?また何かユニークな映像作品を撮る予定はありますか?

実は、あれはファンの子が学校の課題のために作ったビデオなんだよ!素晴らしい出来だよね!俺はあのビデオに釘付けになってしまったんだけど、残念なことに、みんなが困惑したりして、ちょっとした問題が起きてしまったんだよね。近い将来、ビデオクリップを作ろうという気はあるよ。今回のアルバムをファンが聴いて、時間の経過とともに収録曲が一曲ずつ個々に"分かれて"いって、一番人気になった曲のビデオを録ろうと思っているんだ。そうすれば、ファンのみんなにも喜んでもらえるし、俺らもハッピーだし、って需要と供給のバランスがとれるしね!

-メンバーが6人もいると、曲作りもツアーも他のバンドより大変そうなイメージがあるんですが、実際いかがでしょう?皆さん仲は良いですか?

メンバーの仲は結構いい方だと思うよ。俺たちは大家族の兄弟みたいなもので、口論をしたり、取っ組み合いの喧嘩もしたりする。だけどそれが一段落したら、みんな家族のようにお互いのことが大好きだし、すごく近い距離にいる存在なんだよ。

-最後に、日本のロック・ファンにメッセージをお願いします。

日本のファンのみんな、いつも本当にありがとう。チームTHE WORD ALIVEは、スタッフを含め全員が、音楽に国境なんて無いと思っている。だからこれからも俺たちの音楽を他の友達に勧めたりして、俺たちの名を日本で広めていってくれ!『Deceiver』のリリース後、2011年に来日できればいいなと思っているよ!