INTERVIEW
FACT×MEMPHIS MAY FIRE
2010.06.10UPDATE
Member:Hiro(Vo) Tomohiro(Ba) Takahiro(Gt) Kazuki(Gt) Eiji(Dr)
MEMPHIS MAY FIRE: Matt(Vo) Kellen(Gt)
Interviewer:MAY-E
-MEMPHIS MAY FIREとFACTは、アメリカ・ツアーで出会ったそうですね。
Matt:そうだよ。前所属していたレーベルがツアーの話を持ちかけてきてくれたんだけど、俺はまだその時ツアーをしたことがなかったから喜んで引き受けたんだ。正直その当時はFACTのことを知らなかったけど、今ではとてもいい友達だよ。
-どのくらいの期間を一緒にツアーしていたのでしょうか?
Matt:アメリカ全土をツアーしたよ。
Ryan:一ヶ月間でね。
-お互いのライヴを初めて見た時の感想を教えてください。
Eiji:Sexy!
一同:ハハハ!(笑)
Eiji:ライヴ中のパフォーマンスには刺激を受けましたね。俺はドラムですけど、他のメンバーも彼らのパフォーマンスにはきっと刺激を受けていたんじゃないかなぁと思います。
Matt:アリガト!俺たちはFACTのメンバーに悪い意味のスラング的な英単語を教えて、そして彼らにそれをステージ上で言わせていたよ(笑)
-今回、久しぶりの再会となった訳ですね。
Kellen:日本に着いてから今日という日が楽しみでしょうがなかったよ。待ち遠しかったなぁ。
Matt:またFACTと一緒にライヴができることが何より楽しみだったね。
Hiro:彼らとのアメリカ・ツアーを終えて、その翌日に俺ら事故っちゃったんですよ。彼らとのツアーは事故に遭った前の日に終わっているんですけど、今日はその続きが出来ると思って楽しみます。
Eiji:そう、ちゃんと彼らに“さようなら”って言えなかったんですよ。ツアー最終日に、サイコロ・ゲームの大会をみんなでやって“じゃあ、またね!”って再会を誓って出発した直後に事故っちゃったから・・・。だから、こうやって再会することが出来て嬉しいですね。
-MMFの皆さんは、激ロックFESでの大阪・名古屋、そして昨日の東京公演は如何でしたか?
Matt:今回のツアーは俺たちの人生の中でもとても貴重な経験になったよ。日本では、俺たちが毎晩アメリカで望んでいたような素晴らしいショーが出来たんだ。夢が叶うって言ったら大げさだけど、まさにそんな感じだよ。日本とアメリカを比べたら、日本人の方が優しいし、ライヴがうまくいくし、お客さんが素晴らしいし、サウンドシステムが良いしね。全てにおいて日本はアメリカより一歩上をいっているんだ。だからアメリカに帰りたくないなぁ。
-MMFはメンバーチェンジが多いですが、KellenとRyanは結成時からのオリジナル・メンバーですよね。現在のバンドの雰囲気は如何ですか?
Kellen:今までにベースとドラムとヴォーカルが変わったけど、今の状態が最高だよ!
-FACTの皆さんはアルバム『In the blink of an eye』をリリースされ、ファンからも良いリアクションが沢山あったと思いますが如何ですか?
Kazuki:嬉しいです。
Tomohiro:今回は、スパンがとても短かったんですよ。だから不安もあったんですけど、自分達としてはどこまで出来るか、というところを考えていました。前作で良いレスポンスはもらっていたので更にステップアップできればいいな、と。今回も良いレスポンスがあったのだとすれば、やっぱり嬉しいことですね。
Matt:FACTのアルバムは最高だよ。
Ryan:うん、すごく良いよね。
Matt:彼らの今回のプロデューサーであるElvis Basketteは、俺たちも以前からずっと一緒に働いてみたいと思ってる人なんだよ。だけど、お金がないからまだそれが実現できていないんだけど(笑)だから今回のアルバムのサウンド面でのクオリティーの高さにはさすがだなぁと思ったし、すごくうらやましいよ。もちろん楽曲自体もすばらしいね。ちなみに俺のお気に入りは「Slip of the lip」という曲だよ(笑)
-前作『FACT』では初挑戦したことが沢山あったと思うのですが、今作で新たに挑戦したことや困難だった点はどんなところでしょうか。
Tomohiro:やはりスパンが短かったことですね。レコーディングの直前までツアーでまわっていたりしましたし。そこが困難と言えば困難だったかな。挑戦はメンバー皆、毎回それぞれにあると思うんです。
-『FACT』以降、バンドを取り巻く環境も大きく変わったと思うのですが、バンド自身で感じている成長はありますか?
Tomohiro:日々、成長はしていると思います。毎回同じライヴが出来る訳でもないし、お客さんも違うし、環境も違うので。その中で、お客さんのレスポンスを見て“ここはこうしたかった”“こうすればいいんだ”っていうのを考えていますね。それが多分、ステップアップしたところなんだと思います。