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INTERVIEW

LOSTPROPHETS

2010.04.06UPDATE

LOSTPROPHETS

メンバー:Ian Watkins(Vo) Jaime Oliver(Key) Stuart Richardson(Ba) Luke Johnson(Dr)

インタビュアー:MAY-E

-以前メール・インタビューにてJaime Oliverに新作『The Betrayed』についてたくさんお話を聞かせて頂きました。様々な困難の末に完成したアルバムだったようですね。リリースしてからしばらく経ちましたが、世界中のファンからどのようなリアクションを得ていますか?

Jaime Oliver(以下J):みんな素晴らしいリアクションをしてくれているよ。初めにイギリスでライヴをやったんだけど、全公演ソールド・アウトしたし、トータルで55,000人ものファンが俺たちのライヴを観に来てくれたんだ。そのあとにやったオーストラリアでのライヴも楽しかったしね。俺たちはライヴでは新曲を中心に新旧織り交ぜて演奏しているんだけど、『The Betrayed』の曲はどの曲も演奏していて楽しいよ。メンバー全員がこのアルバムを誇りに思っているし、ファンのみんなからもいいリアクションを得ているから、みんなもそう思ってくれているんじゃないかな。

-本作ではStuart Richardsonがプロデュースを担当していますね。UKのATTACK!ATTACK!以外にStuartがプロデュースを務めてきたバンドは?

Stuart Richardson(以下S):たくさんいるよ。例えば、BULLET FOR MY VALENTINEとかFUNERAL FOR A FRIENDとかね。“お金を払うからデモをプロデュースしてくれないか?”って家のドアを叩いてきてくれたら、俺はどのバンドのプロデュースも快く引き受けるよ。

-バンドのメンバーでありながらプロデューサーも担当するのは大変な作業だったのでは?

S:そうだね。でも俺は、どのプロデューサーよりもLOSTPROPHETSのメンバーのことやみんながアーティストとして曲を通して伝えたいこと、表現したいことも分かっているから、そういう意味ではプロデュースは難しくなかったよ。Ianが歌う歌詞の真の意味も100%理解しているから、正確に表現できるしね。

J:俺たちはStuartを100%信頼しているから、俺たちの全てを彼に委ねることができた。だけど、彼はプロデューサーであると同時にLOSTPROPHETSの一メンバーだから、プロデューサーとバンドのメンバーの切り替えというか、バランスを保つのが難しかったんじゃないかなと、俺は彼を見ていて思ったよ。

-アルバム制作には第三者となるプロデューサーを迎えるという事が音楽業界のある種の常識となっている中で、本作の決断はかなり勇気が必要だったとも思います。

S:そうだね。だけど、バンドのみんなは俺を信じて逆らうことなくついてきてくれた。また俺ももちろんメンバーを信じているから、こうやって素晴らしいアルバムを作ることができたんだ。こういう相互の信頼関係があったからこそ、バンドとして信念を貫くことができたよ。

J:アルバムを制作するにあたって、どのバンドにも“世間にこう見られたいからこういう風にプロデュースして欲しい”っていうエゴがあると思うんだ。“こういう風でなきゃ嫌だ”とかね。例えばStuartが以前プロデュースを手がけたATTACK!ATTACK!にも少なからずそれはあったと思うし。だけどStuartはLOSTPROPHETSのメンバーだから、俺たちが“こういう風に表現して欲しい”ということは一切言わなくてもバンドを理解している。だから、今回の制作は世間が思っているほど困難じゃなかったよ。

S::そうだね。プロデューサーとしての俺の自信がバンドの自信に繋がったから、すごくスムーズに、楽しんでアルバムを作ることができたよ。

-メンバーがStuartに求めたこと、逆にStuartがメンバーに求めたことは?

S:俺を信頼することだね。俺を信頼して、俺の考えに同意して、バンドとして責任を持ってアルバム制作に望んでくれる姿勢だね。

J:その信頼はとても堅いものだったんだ。他のプロデューサーとのそれとは違ってね。第三者となるプロデューサーも確かに誠意を持ってバンドの作品をプロデュースしていると思うよ。だけどやっぱり、あるバンドのあるアルバムのプロデュースっていうのは、彼らからしたらただの一つの仕事だろ?極端に言えば、流れ作業的なさ。彼らは、プロデュースを手がけることになったバンドがこれまで出した音源をCDやインターネットで聴いて、そのわずかな情報から受けた印象で“このバンドはこういうバンドで、こういう音楽の方向性を持っているのか”って決め付けるのさ。

Ian Watkins(以下I):でもStuartはそうじゃないよね。

J:そう、そこなんだよ。Stuartは違ったんだ。俺たちの全てを知った上でプロデュースを手がけたから俺たちを正確に表現してくれたし、彼はバンドのメンバーでもあるからプロデューサーとしてのエゴは一切入れなかった。正直、俺たちのこれまでのアルバムには“俺たちは、本当はもうちょっとこういう風に表現したかったんだけどな”という部分もなくはないんだ。だけど、今回のアルバムにはそれが微塵もないんだよ。