INTERVIEW
ROB ZOMBIE
2009.12.01UPDATE
Member:Rob Zombie
Interviewer:KAORU
-94年以来の奇跡的な来日になりましたが、日本の印象はいかがですか?
初来日の時と印象は全然変わらないよ。日本のことは凄く好きだしね。あとは、今回は15年前に来日したときよりも楽しんでるんだ。というのも前回は貧乏だったからね。今は多少お金を持っているからそれなりに楽しんでるよ(笑)
-ということは今回は結構遊びにいかれたんですか?
スケジュールがタイトだからそんなに出かけている訳じゃないけど、昨日の夜はみんなで街に繰り出して楽しんだよ。
-日本での単独ライヴの手ごたえはどうですか?
東京と大阪のショーも本当にオーディエンスがパワフルだったね。15年前に比べて凄くアクティブになっているなと感じたよ。単純に嬉しかったね。凄く良かったよ。
-なぜこのタイミングで来日しようと思ったのですか?
実際に何がっていうのは自分でも完璧に把握しているわけじゃないからズバッと答えることが出来ないんだけど、「HalloweenⅡ」の製作中にLOUDPARKに出ないかというオファーをもらって前回の来日から凄く時間が経っていて自分も日本に行きたいという思いがあったから是非受けようという流れになったんだよ。
-現在公開されているアニメーションはどんな感じなのでしょうか?
スクービードウーの映画を少しオーバーにした感じって言えば一番伝わり易いかな(笑)
-あなたはマルチに活動している総合的なアーティストだと思うのですが、音楽作品と映像作品を制作する際に狙いの違いなどありますでしょうか?
実際に自分のアティチュード、クリエイティブなプロセスというのは音楽作品も映像作品もあまり変わらないんだよ。音楽に関してはライヴで人前に立って自分が表に出て表現することもあるけれど、映画というのはいわゆる影の役者というか完全に裏方に徹するものだからその点が違うだけかな。でもやっぱりエンターテインメントという点では同じだね。
-ファンから求められるものと自分が表現したいことにギャップがある場合、悩んだりされますか?
実際に今自分がやっていることっていうのは自分がやりたいことであり、自分が表現したいことなので、他の人が何を求めているのかというのはあまり気にしたことは無いんだよね。それを気にするのは間違ったことだと思っているからなんだ。自分以外の人間が求めていることを表現しようとすると絶対にブレてしまうと思うから、自分がやりたいと思うことを一生懸命やっているよ。
-自分がやりたいこととファンが求めることが食い違ってもそれは仕方がないことだということですかね?
さっきの質問と被るところもあるけど、自分は自分でいることしかできないし本当に他の人が求めていることっていうのは自分には判らないので、とにかく自分が求めていること、信じているものを作って行こうと思っているし、それが正しい道じゃないけれどもそうやってこれからも活動していきたいと思うよ。