MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

SKILLET

2009.11.24UPDATE

2009年12月号掲載

SKILLET

Member:John Cooper(Vo&Ba)

Interviewer:ムラオカ

-今作を作り始める前に彼女はバンドに加入していたのですか?

実は彼女がバンドに加入する前に今回のアルバムの何曲かはできていたんだ。だけどちょうど彼女がバンドに入った時ぐらいから曲作りの作業に本腰を入れ始めたから、彼女がバンドの一員になった時点では、まだレコーディングは始めていなかったよ。

-また彼女は19歳と非常に若くてキュートですね?他のメンバーともだいぶ歳の差がありますが、バンド内ではどのような存在ですか?

さっきも言ったけど、彼女は若くて可愛くて、才能のあるドラマーだ。そして何よりも、彼女の性格は素晴らしいんだ!ファンからも間違いなく愛されるだろうね!音楽面の話に戻ると、彼女はドラムが抜群に上手いから、彼女の叩く姿を見るとこっちも楽しくなるんだ!もちろん歌も抜群に上手い!Loriが脱退した当時、俺は「平均的なレベルのドラマーを探して、またバンドを続けていければいい」と思っていたから、Jenという俺の想像を遥かに超える、期待を大きく上回る最高のドラマーが入ってきてくれて、本当に嬉しいんだ。Jenにこのインタビューの内容を後で知られる…、そう考えると恥ずかしくなってきたよ(笑)。後でJenに会った時おしりペンペンでもしとかないと(笑)。

-また前任のドラマーも女性でしたが、ドラマーを女性に拘る理由はありますか?

正直に言うと、前任のドラマーLoriのオーディションの時は、女性ドラマーが欲しいわけではなかったんだ。俺たちがやってるロック・ミュージックに女性ドラマーのイメージがなかったからさ。そもそもロックって男がメインの世界だろ?だから女性ドラマーを入れたらバンドが「こいつらタフじゃねぇ、ロックじゃねぇ、男らしくねぇ」っていうイメージになってしまうと思ってたんだ。だけど何人かのドラマー候補のオーディションを催した時、Loriが何人もの男性ドラマーを押しのけて、断トツで一番上手かったんだ。「ロック・バンドに女性ドラマーなんて」って思ってたから、オーディションの直後にレコード会社に「実は一番上手かったのが女の子だったんだけど、女性ドラマーでも大丈夫かな?」って電話をかけた時ものすごく緊張したのを覚えてるよ(笑)。そして彼女は加入したんだ。それからしばらくしたら「SKILLETは女性がドラムを叩いてる数少ないロック・バンドのうちの1つだ」っていう理由でもファンができたし、みんな喜んでくれたね。

-また前任のドラマーであるLori Petersが脱退したのはどのような理由なのでしょうか?

Loriの夢はずっと「バンドでドラムを叩くこと」だったんだ。彼女はSKILLETというロック・バンドでドラムを叩くことを心から楽しんでいた。だから彼女は叩くことをやめたかったわけじゃないんだ。7年間ずっと女性ドラマーとして駆け抜けてきたから、そろそろ他のことをしてみる、他のことに挑戦する時期だったんだよ。けれどやっぱり彼女がバンドを脱退すると決めた日、彼女は辛そうだった。彼女は素晴らしいドラマーで、正直抜けて欲しくなかったから、俺らも同じように辛かったよ。だけど俺らは彼女を応援することにした。彼女も脱退を決めてから、俺らが新しいドラマーを見つけるまで何ヶ月か残ってくれた。こんな感じで俺らは今でもとてもいい友達なんだ。

-JohnとKoreyは結婚して二人も子供がいますが、夫婦でバンドをやっていくプラスとなる部分とマイナスになる部分を教えてください。

プラスの部分は、Koreyは美しくて、すばらしいことさ!夫婦でバンドをやってると、いつも一緒にいられる。だから彼女を家で一人ぼっちにすることもない。彼女は俺をサポートしてくれる、最高のパートナーさ。いいアドバイスをくれるから、彼女にいつも色々聞くんだ。「この歌どうかな?」とか「俺の歌どうかな?」とか「俺ってバカかな?」とか(笑)。「この歌詞どうかな?」って聞いたら、彼女は「最高よ!」とか「最悪よ!」とかちゃんと答えてくれる。俺のくだらない話や質問を聞いて、親身に答えてくれる。これがプラスになる部分かな!
マイナスになる部分は…マイナスと言うかちょっと難しいなぁと思う部分は、俺とKoreyはいつも一緒にいるけど、いつも仕事(バンド)の話をして、仕事に忙しく追われている。いつも一緒にいれるのはいいことなんだけど、そのせいで、「恋愛のパートナー」というより「仕事のパートナー」になってしまいがちなところかな。

-オフィシャルサイトを見るとタイトなスケジュールでツアーが入っているようですが、今現在ツアーは順調に進んでいますか?

そうだね。70日間で52の都市を回るっていうすごいタイトなスケジュールだよ、確か。ハワイ、アラスカ、ロードアイランドとか以外の州は全部回るよ!CDの売れ行きもいいし、今が俺たちの頑張る時期なんだ!西海岸に関しては、ツアーで回るのが3年ぶりだからね!たくさんのファンに会えるのが楽しみでしょうがないよ!

-一緒に回っているDECYFER DOWNはMySpaceに影響を受けたアーティストにSKILLETの名前が挙がっていますが、そのことは存じていましたか?

知らなかったよ。いや、知ってたかな(笑)。以前、彼らは「俺たちはSKILLETの音楽が大好きです」って言ってくれたから、知ってたっちゃ知ってたけど、MySpaceとかに「影響を受けたアーティスト」として書くほど、そんなに本気で好きでいてくれてるとは知らなかった(笑)。お世辞かと思っていたからさ。ホント嬉しいね!俺たちも彼らをバンドとして、そして友達として大好きだよ。ツアーも3ヶ所一緒に回ったしね。